カンタン郡はタイ南部・トラン県の郡(アムプー)である。カンタンとはマレー語の に由来する言葉で、ショウガ科のゲットウ () のことである。日本語には同じマレー語由来でカンタンと称する植物 () があるがこれはタイ語で となるため郡名とは関係ない。古くはトランの中心地域であり、現在のタムボン・クワンターニーに小さな港があった。アユタヤ王朝時代から港として知られており、16世紀前半の冒険家トメ・ピレスはその著書『東方諸国記』において「ペグー側でマラカに向かう途中にあるシアンの諸港」のなかにテラン () があると述べている。1893年、時の国主プラヤー・ラッサダー大規模な船の航行が可能なタムボン・カンタンにトラン中心を移すが、頻繁に洪水を起こすため1916年、時のモントン・プーケットの省長プラヤー・ウィチッタウォンウッティクライ(モムラーチャウォン=スタット・スッティスタット)はトランの中心部を現在のトランに移動し、旧トランはカンタンとなった。しかしながら市の支柱であるラックムアンは現在でもタムボン・クワンターニーにある。郡はトラン川の形成した平地にあり、トラン川の河口がある。市の西側にはまた南東には山がある。西の海岸にはヨンリン・ビーチと呼ばれるビーチがありその北にはハート・チャオマイ国立公園がある。海上にはタリボン島、ムック島、クラダーン島がある。国鉄トラン支線の最終地である。また国道403号線が北に延びており、トラン方面とつながっている。コメ、果樹園などの農業のほか、牧畜が盛んである。漁業なども盛ん。また、郡内には工場もあり工場労働者もいる。郡は14のタムボンに分かれ、さらにその下位に83の村がある。自治体(テーサバーン)が一つあり以下のようになっている。また、郡内には13のタムボン行政体(オンカーンボーリハーンスワンタムボン)がある。
出典:wikipedia
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