『三国志 中原の覇者』(さんごくし ちゅうげんのはしゃ)は、1988年7月29日にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第42弾。なお、本項では『中原の覇者 -三国将星伝-』についても併せて記述する。本作は、後漢末期から三国時代に掛けて、中国大陸に割拠した君主(群雄)の一人となり、中国統一を目指す歴史シミュレーションゲームである。主に命令書によるコマンド回数に制限を設けた戦略パートや、陣形を編成し半自動的に各部隊ユニットによって行われる合戦パートなどが特徴となっている。プレイヤーはゲームを開始する前に「英雄タイプ別性格診断」として幾つかの質問に答える必要があり、それに応じて君主が劉備、劉璋、孫権、曹操、馬騰、袁紹(実際のゲーム上ではカタカナ)の6人の中から自動的に選択される。ただし質問の数は少ない上にパターンがひとつだけなので、何回か繰り返すことにより任意の君主でプレイするための選択肢が簡単に分かる。画面下部には4つのアイコンが表示されており、ここからコマンドを出すことができる。プレイヤーはコマンドを1回出すごとにメイレイショ(以下「命令書」)が1枚必要となり(一部を除く)、データセーブを1回行うのにも命令書を1枚消費する。命令書の枚数は支配下にある国の数と、ゲーム開始時に選択するレベルにより決まる。以下、命令書が不要と明示してある場合以外にはコマンド1回ごとに命令書が1枚必要となるものとする。街の施設は4種類あるが、4種類全てがあるのはゲーム開始時に太守がいる6つの都市のみで、それ以外の場所では2種類あるいは3種類のみとなっている。1回の戦争の期限は10日間。勝利条件は、攻撃側は守備部隊の全滅もしくは撤退や降伏、守備側は攻撃部隊の全滅もしくは撤退や降伏・戦争期限の経過となる。各陣営には「機動力」という数値が設定され、移動・攻撃・計略などの軍事行動を行う際に、これらを消費して進行する。1ターンごとに数値は回復し、値は部隊数や兵数によって異なる。また、全軍を待機することで余った機動力値を次のターンに持ち越すこともできる。自国の部隊を選択し敵部隊に攻撃すると合戦パートに移行する。部隊は一般的な「歩兵」、移動力の高い「騎馬隊」、間接攻撃ができる「弓隊」、2回攻撃が可能な「武将」とユニットが構成されており、事前に設定した陣形(陣形は「データを見る」で変更可能)によって各ユニットが配列される。プレイヤーは4つのユニットに前進・後退・退却など大まかな命令を指示し、自動的に戦闘が進行していく。また、状況に応じて命令を変更することもできる。合戦は、どちらかの武将を含めたユニットの全滅および武将の死亡・退却・降伏が行われるまで進行していく。また、武将ユニット同士が隣接すると一騎討ちパートへと移行し、牽制や捨て身の攻撃などのコマンドを選択しながらどちらかの武将が死亡するか退却するかまで行われる。敵将はユニットで包囲し攻撃して体力を下げていくと降伏してくることもある。戦争パートには計略が使用することができ、敵に兵や体力を減らすもの、敵部隊を移動させなくするもの、敵将を味方につけるものなど様々な種類がある。各武将には「平軍」「山軍」「水軍」の3種類のうち1つの部隊属性設定されており、それぞれ移動や攻撃などの際に有利になる地形がある。各武将のパラメータは「体力」「知力」「武力」「人徳」「忠誠」となっている。1992年6月10日に発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。本作の正統な続編。2006年2月9日に発売されたPlayStation Portable用ソフト。登場武将数は400人あまりで、女性武将も登場する。年代別にシナリオが増やされ、どの君主を選ぶこともできる。1都市に武将が最低1人必要で、未登場武将を含め全土統一に必要な武将が足りなくなるとゲームオーバーになる。
出典:wikipedia
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