スタインバーガー(Steinberger Sound Corporation)は、アメリカ合衆国のテネシー州ナッシュビルにある楽器メーカー。創業者のネッド・スタインバーガーはもともと業務用家具のデザイナーであったが、1975年にベースギター職人のスチュアート・スペクターと知り合い、電気楽器のデザインの道に入る。その後、1980年に同社を設立。現在まで革新的な製品を開発し続けている(ただし同社の製品は品薄なことでも知られる)。2009年現在、製品のラインナップが大幅に整理、また生産拠点が韓国に移され"シナプス (Synapse) シリーズ"と入門機種である"Spirit by STEINBERGER"、そして新たに設計されたトランストレム3を採用したZT-3ギターに大幅に整理された。製品ラインナップの整理以前の製品についてもメーカーからのサポートがまったく受けることが出来ず、スペアパーツの確保も大変困難な状況となっている。日本国内での輸入代理店は長らくZEN-ONが担当していたが、スタインバーガーがギブソンに売却された際に契約が終了、再生産開始後は新星堂が担当するようになったが、2008年11月に輸入代理店業務を終了した。現在はGibson Corporation Japanが代理店を担当、少量が輸入されている。ダブルボールと呼ばれる、両端にボールエンドがついた特殊な弦を使用することで、弦交換を容易にしている(ダブルボール・チューニング・システム)。また、通常のギターに存在しているマシンヘッドを、マイクロメータの構造を転用したチューナーに置き換えている。これにより、既存のギターに付き物だった、構造上のヘッドを取り払ったデザインを持つ。ネックの素材には、主にグラファイトとカーボンを独自の比率でミックスさせた合成素材が用いられる。理論上、スタインバーガーブレンドのネックには反りが発生しないとの考慮から、ギブソン社へ売却される以前から工場がナッシュビルに移転する前のニューヨーク州ニューバーグが製造拠点のモデルには、トラスロッドが用いられていなかった。ナッシュビル移転後のネックにはトラスロッドが組み込まれている。商品ラインナップの大幅な整理及び韓国への生産拠点の移行が行われた後の現行モデルは、それまでの合成素材ネックが姿を消し、メイプルの3ピースネックにフェノリック樹脂の指板、カーボングラファイト製トラスロッドチャンネルを組み合わせた"Cybro-Sonic Neck"に改められている。製造時期と資本の面から見ると、同社のギターにはギブソン社への売却以前のニューバーグ製造モデル、ギブソン社に売却後のニューバーグ製造モデル、それ以後のナッシュビル製造モデルが存在する。なお、ギブソンは1990年代後半、一時的にスタインバーガーの製造と販売を中止していた(現在も生産数は極めて稀少である)。
出典:wikipedia
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