『弱虫ペダル』(よわむしペダル)は、渡辺航による日本の少年漫画作品。通称「弱ペダ」。秋田書店の『週刊少年チャンピオン』に2008年第12号から連載中。同社の少年チャンピオン・コミックスレーベルによる単行本が2016年9月現在46巻まで刊行されており、2015年2月時点での累計発行部数は850万部を突破した。自転車競技を題材にした本格的なスポーツ漫画。タイトルの由来は、作者の渡辺航が自転車に乗る際、軽いギアで回転数をあげてクルクル回す乗り方を勝手に弱虫ペダルと名付けていてそれをタイトルにしたと作者インタビューで語っている。登場人物のうちの3年生(作中で1年目の時点)を主人公とした『弱虫ペダル SPARE BIKE』が『週刊少年チャンピオン』の2012年38号から2013年6号まで連載された後、『別冊少年チャンピオン』(同社刊)に移籍して2014年9月号から連載中。2012年に舞台化、2013年10月から2014年6月までテレビアニメ第1期が放送され、2014年10月から2015年3月まで第2期が放送された。2015年、第39回講談社漫画賞・少年部門受賞。週刊少年チャンピオン連載の作品が同賞を受賞するのは、第1回(1977年)に受賞した『ブラック・ジャック』以来39年ぶりとなる。千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道はアニメやゲームや秋葉原を愛するオタク少年。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は高校でアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員数減少のため活動休止中であると知り、活動再開に必要な部員数を集めようと思い立つ。しかし簡単には部員は集まらなかった。そんなとき坂道は、同級生の今泉俊輔から自転車レースを挑まれる。中学時代に自転車競技で活躍していた今泉にとって、学校裏の斜度20パーセントを超える激坂をママチャリで、しかも歌いながら登坂する坂道は“信じがたい光景”であった。「坂道が勝てばアニ研部に入っても良い」と今泉に言われ、勝負を受けた坂道だが、あと一歩のところで惜敗する。それから数日後、坂道は関西から引っ越してきたばかりの少年・鳴子章吉と友人になる。鳴子は中学時代に自転車競技で活躍しており、ひょんなことから坂道はその実力を知ることになる。2人との出会いで今までに経験したことのなかった“自転車で速く走る楽しみ”を見出した坂道は、アニ研部の部員集めを諦め、自転車競技部に入部。小学生のときから自転車で秋葉原に通い続けていた坂道は、知らず知らずのうちに上り坂に強いクライマーとしての基礎能力が鍛えられており、その資質を見出されたことから、先輩部員でクライマーの巻島裕介の指導を受けることになり、才能を開花させていく。千葉県にある高校で、千葉県下のロードレース強豪校として全国に知られる。小高い山の上にあり、傾斜は緩やかだが距離の長い正門坂と、傾斜がきつく距離の短い裏門坂がある。坂道たち今泉世代が入学した時点での3年生部員。作中の時間経過で全員卒業した。神奈川県足柄下郡箱根町にある高校で、ロードレースの名門校。「全員がエース」を自負し、箱根特有の坂道を活かした脚力で他を圧倒する。通称「箱学(ハコガク)」。京都府京都市伏見区にある高校。通称「京伏(きょうふし)」。広島県呉市にある高校。原作通りに自転車のレースシーンが演じられるが、自転車そのものは舞台上では使用されず、スクリーン等の映像も使用されない。演者はハンドルのみを握って舞台上に登場。中腰の姿勢や、その場での足踏みによって疾走感を表現している。なお、主人公のママチャリは、カゴ付きのハンドルとなっている。また、5作目の『野獣覚醒』での箱根学園の荒北靖友がバイクに乗るという演出は、メーター部分とライトが付いたオートバイのハンドルが使用された。この独自の手法を演出の西田シャトナーは“パズルライドシステム”と呼んでいる。過去の公演はdアニメストアなどでのネット配信もおこなわれている。毎公演チケットが即完売になってしまうため、5作目、6作目は大千穐楽公演が全国各地の映画館でライブビューイング上映されている。その際には上映終了後にライブビューイング限定映像が放映された。週刊少年チャンピオン2013年4+5号で公式発表。2013年10月から2014年6月までテレビ東京ほかにて第1期が放送され(近年の深夜アニメとしては珍しく継続して3クール放送された)、2014年10月より2015年3月まで第2期が『弱虫ペダル GRANDE ROAD』(よわむしペダル グランロード)のタイトルで放送された。また、テレビアニメ第1期に新規カットを加え再編集した『弱虫ペダル Re:RIDE』(よわむしペダル リライド)が2014年9月19日より2週間の期間限定で劇場公開され、さらに、テレビアニメ第2期に新規カットを加え再編集した『弱虫ペダル Re:ROAD』(よわむしペダル リロード)が2015年6月12日より2週間の期間限定で劇場公開された。2015年10月6日に行われた『劇場版 弱虫ペダル』の舞台挨拶では、第3期の放送が決定したことが発表された。2016年9月に2週間限定で『弱虫ペダル SPARE BIKE』(よわむしペダル スペアバイク)が劇場上映され、2017年1月からは第3期『弱虫ペダル NEW GENERATION』(よわむしペダル ニュージェネレーション)の放送が開始される予定。なおストーリーの流れはほぼ原作通り。表中の放送日についてはテレビ東京での放送日に従う。2013年8月8日にテレビアニメに先駆けコミックス第29巻OAD付き限定版が発売された。『劇場版 弱虫ペダル』(げきじょうばん よわむしペダル)のタイトルで、2015年8月28日に公開が開始された劇場版アニメ。渡辺航書き下ろしによるストーリーで、「熊本火の国やまなみレース」での総北高校と箱根学園とのライバル戦に京都伏見高校や呉南工業高校などの他校が絡み、激戦を繰り広げる。同年5月28日には、宮野真守が劇場版に初登場となるオリジナルキャラである熊本台一の吉本進役として出演することが発表され、7月17日にはゲスト声優として原作のファンでもあるテレビ東京の狩野恵里アナウンサーが在京局のアナウンサー役で出演することが発表され、同年7月31日には劇場版の舞台である熊本県のマスコットキャラクター『くまモン』がゲスト出演することが発表された。また、同年8月5日から公開3日後の8月31日まで大手牛丼チェーン店であるすき家にて、タイアップイベント『ツール・ド・SUKIYA』を実施し、期間中すき家の店内に『劇場版 弱虫ペダル』のポスターやテーブルシールを誂(あつら)え、総北高校自転車競技部のメンバーお薦めメニューの他投票企画を実施し、投票者全員に待ち受け画像の無償ダウンロードが可能となる他、同年8月11日には日刊スポーツの号外『弱虫ペダル新聞』が発売されることと公開10日前にあたる同年8月18日から大手コンビニチェーンであるローソンで菓子パンやスナック菓子等オリジナルグッズが発売されることと大手スーパーチェーンであるイオンでオリジナルのランチョンマットがもらえるキャンペーンが実施されることが決まった。更に、公開5日前にあたる同年8月23日からはJR九州の熊本駅・阿蘇駅・三角駅のみどりの窓口および切符売り場にて記念切符を発売することと同年11月1日まで「弱虫ペダルラッピングトレイン」を運行することが決まった。BSスカパー!で2016年8月26日から同年10月7日まで放送されたテレビドラマ。全7話。主人公の坂道は、舞台版と同じく小越勇輝が務める他、舞台版のキャストが多く起用された。2013年9月30日から2014年7月7日まで音泉にて配信されていたWEBラジオ番組。パーソナリティは山下大輝(小野田坂道 役)、森久保祥太郎(巻島裕介 役)。隔週月曜更新。2014年9月15日から2015年9月14日まで音泉にて配信されていたWEBラジオ番組。パーソナリティは山下大輝(小野田坂道 役)、森久保祥太郎(巻島裕介 役)。第1回から第16回まで隔週月曜更新、第17回から第23回まで月1回不定日更新。これらの他に、嫁コレ(当初はNECビッグローブによる配信だったが、後にHEROZにより配信)というアプリゲームに2014年4月28日から小野田坂道を皮切りにキャラクター10名分が追加された。現在は配信を終了している。この他、弱虫ペダル「謎解き全力ケイデンス!!〜山岳賞への挑戦編〜」というナゾレットがなぞともカフェで2015年10月3日より販売されていた。
出典:wikipedia
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