モーダルウィンドウ()は、何らかのウィンドウの子ウィンドウとして生成され、ユーザーがそれに対して適切に応答しない限り、制御を親ウィンドウに戻さないユーザインタフェース設計になっているもの。モーダルウィンドウはGUIシステムで、ユーザーに注意を促したり、緊急の状態を知らせる目的でよく使われる。モーダルウィンドウは以下のような状況でよく使われる。Microsoft Windows ではモーダルウィンドウが Multiple Document Interface の要素になっていることもあり、Mac OS や X Window System ベースのUNIX系システムよりもよく使われる。Windows でモーダルウィンドウが使われるような状況で、それ以外の環境ではトランジェントウィンドウが使われる。トランジェントウィンドウはモーダルウィンドウと似たような振る舞いをし、常に親ウィンドウの前面に表示され、ウィンドウリストには出現しないが、同じアプリケーションの他のウィンドウの使用を妨げない。モーダルウィンドウは、クローズされるまでそのプログラムの他のワークフロー全体をブロックする。ユーザーはモーダルウィンドウが注意を喚起していることに気づかない場合もあり、主ウィンドウが反応しなくなったことで困惑したり、入力すべきデータが判らないといった問題も発生する。モーダルウィンドウに対する意見は、初期のマンマシンインタフェースにおける基本原則を想起させる。例えば、マイクロソフトは Windows 95 でウィザードを多用した。今もモーダルウィンドウは多くのGUIツールキットの主要部品の1つであり、よく使われる。多数のモードのないダイアログが表示されるとユーザーが混乱すると考えられているためであり、モーダルウィンドウを擁護する立場からは、ある時間内にユーザーが入力しなければならない情報の量を制限することができるという意見もある。ユーザインタフェースの専門家は、そのような意見に対して、ユーザーにフラストレーションを与えてまで制限を加えるのは誤りだと指摘している。ユーザーは1度に1つの入力しかできず、モーダルだろうとなかろうとユーザーは常に注意していなければならない。たとえ複雑な情報であっても、それがうまく構造化された論理的設計で表現されていれば、ユーザーはそれを処理できる。
出典:wikipedia
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