サクラ大戦シリーズ(サクラたいせんシリーズ、英字表記:Sakura Wars または Sakura Taisen)は、日本のゲームメーカーセガゲームス(2015年3月まではセガ)より1996年から開発、販売されているアドベンチャーゲーム、およびそれを原作としたアニメ、ドラマCD、舞台ショウなど派生作品のシリーズである。現実世界の大正時代の風俗を感じさせるスチームパンクな雰囲気の「太正」時代を舞台に、主人公(プレイヤー)が特殊部隊「帝国華撃団・花組」を率いて悪しき魔物と戦うゲーム。アドベンチャーゲームパートでとった行動による主人公への好感度の変化が、戦略シミュレーションゲームパートでの花組隊員の戦闘力に影響するシステム。基本的には恋愛シミュレーションゲームだが、戦略シミュレーションゲームでもあり、演出面ではスチームパンク、大正浪漫、戦隊ヒーローもの、時代劇の構成(勧善懲悪・殺陣など)、歌謡曲、演劇、ロボット、オカルトと幅広い要素を融合させた意欲作で、更に高品質なアニメなども先進的に取り入れている。また田中公平が手掛ける音楽も非常に高い評価を受けている。2012年現在、関連楽曲数はボーカル曲だけで300を越える。アニメ(OVAシリーズ5本、TVシリーズ1本、映画1本)の他、花組の隊員たちが都市の魔を鎮めるために舞台女優をやっているという設定を利用した声優自身の出演による舞台「歌謡ショウ」を始めライブ、ミュージカル、ディナーショウ、レビュウショウや、ラジオ番組などもある。以上のようにゲームから始まり、ミュージカル、アニメ(OVA、テレビ、劇場映画)、ラジオドラマ、ドラマCD、小説、漫画、パチンコ、パチスロと、活動するメディアを拡大する大ヒットシリーズとなった。また、セガサターンやドリームキャストの売上げに影響を与えた。ドリームキャストの製造中止とセガの家庭用ゲーム機撤退により、『サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜』を緊急製作し、これまでセガのゲーム機で展開されてきた大神一郎を主人公としたシリーズは完結した。PlayStation 2(以下、PS2)での大神一郎シリーズの移植後、新主人公である大河新次郎を主人公とするシリーズが開始されたが『サクラ大戦V』が出たのみで、それ以降ナンバリングタイトルの発売は休止している。なお、PS2への移植は『サクラ大戦』第1作のリメイク版の次に『3』の移植版が出ている(『2』『4』の移植版は出ていない)。また、CESA大賞 '96において、『サクラ大戦』が大賞を受賞。雑誌『ファミ通』をはじめ各ゲーム誌においても、オリジナルシリーズの『1』『2』『3』『4』は名作とされた(評価スタッフによるクロスレビュー、読者ゲームランキングなどによる)。発表されている作品は以下の通り。※SS=セガサターン、DC=ドリームキャスト、PS2=PlayStation 2、GBC=ゲームボーイカラー、PSP=PlayStation Portable、DS=ニンテンドーDS、PC=Microsoft Windows、AC=アーケードゲーム全てのメディアにおけるオリジナル楽曲は、作詞は広井王子、作曲は田中公平が一部の例外を除き、すべて製作している。また、ゲーム作品中に使われるBGMをはじめ、インスト楽曲がテレビ番組等で使われることがある。また、『檄! 帝〜最終章〜』は、第17回日本ゴールドディスク大賞アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤーに輝き、2003年3月12日、NHKホールで行われた授賞式にて、当時、一時降板していた富沢美智恵を除く帝国華撃団の声優陣(横山智佐、高乃麗、西原久美子、渕崎ゆり子、田中真弓<岡本麻弥と伊倉一恵は出席せず>)によって、披露された。「檄! 帝国華撃団」は、三遊亭とん楽が使用許諾を得た上で出囃子として使用している。以下、特に記載のないものは東京公演のみ。これらの他にも、avex主催の「summer paradise 2000」、「ANIME rave 2001」の出演などもあった。2008年の紐育レビュウショウ 〜歌う♪大紐育♪3〜 ラストショウにて、10年余り続いたサクラ大戦シリーズのショウは一区切りつき、その後はライブが主流になっている。2013年現在、15年に渡ってショウやライブを続けている。帝国歌劇団花組のキャラクターの声を演じている声優が、実際に舞台上でそのキャラクターを演じるミュージカル仕立ての公演。総合プロデューサーの広井王子はキャラクターの担当声優を決める際、「当初から現実の舞台公演も視野に入れてキャスティングした」と語っており、その理由として、舞台俳優が演じるあるアニメ原作の舞台を観ていた子供が「声が違う」と言ったのを聞き、「もしかしたらお客様を裏切っているかもしれない」と感じたのがきっかけと語っている。主に前半は花組の日常や彼女らが巻き起こす騒動を描き、後半は劇中劇を演じている。大道具係の「中嶋親方」や掃除係の「広井」(演じたのは広井王子本人)、花組ファンのギャング「ダンディ団」など、歌謡ショウオリジナルのキャラクター(後述)も出演した。また、千秋楽でのアドリブや他の声優の乱入、他作品と比べて演じる声優に関するネタを交えるなどの独自のキャラクター付けやお約束事が多く、特に新春歌謡ショウでは本来のキャラクターと大きくかけ離れた大喜利や、特技披露、持ち歌交換と言った、お笑い・娯楽的な要素が強く取り入れられていた。第2回花組特別公演「つばさ」以降、歌謡ショウでは準レギュラー出演者となっていたキャラクターを記す。歌謡ショウを飛び出し、漫画版やOVAにも出演をしている。
出典:wikipedia
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