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ホープスター・ON型4WD

ホープスター・ON型4WDは、ホープ自動車(現・ホープ)が1967年に発売した四輪駆動の軽自動車である。ホープスターON360とも呼ばれる。現在、日本に現存する車体は2台だけである。当時の軽免許で運転できる「四輪駆動不整地用万能車」として開発された。ラダーフレームであり、3分割で作られたボディーは、ほとんど手作業で作られたものである。ラダーフレームの上にエンジンを高く搭載することで、悪路での高い走破性を実現している(『360cc軽自動車のすべて』三栄書房76頁参照)。エンジンは、三菱製ME24型空冷2サイクルエンジンを搭載した。また、駆動部は三菱自動車のものが多く流用されており、リアアクスルはコルト1000のものを、トランスミッションはミニカのものを流用している。駐車ブレーキは、トランスファーのセンターブレーキとリアのホイールシリンダーを手動で制動するものの2系統ある。タイヤは、ジープと同じ6.00-16インチを採用した。ホープ自動車は、自動車修理工場主から身を起こした小野定義が1951年に個人で創業した新興企業であり、1953年に軽自動三輪車ホープスターを発売した。その後軽三輪メーカーとして台頭し、一時は軽オート三輪の分野でダイハツやマツダと肩を並べる存在となった。しかし、エンジンを自社生産せず社外製に頼っていたことから、富士自動車(富士重工業とは別企業。現・コマツユーティリティ)から供給されたエンジンの強度不足問題が経営に影響を及ぼし、1965年に自動車の生産から撤退した。その後、経営規模縮小と、遊園地の遊具生産という新しいニッチビジネスへのシフトで経営を立て直したホープ自動車では、再び自動車の生産を目指し、社長の小野定良が考えた軽免許で運転できる四輪駆動不整地用万能車を開発した。それがホープスター・ON型4WDである。1968年8月15-16日には、富士山において性能テストを行った。リアタイヤをダブルタイヤとしてチェーンを巻いた車両で、5合目まで登ることに成功した。この時には、すでにスズキへの譲渡契約が締結されていたため、このテストにスズキの技術者が同行している。1967年12月に販売を開始した。主に山間部や積雪のある地域での医師の往診用などとして販売された。三菱から購入したエンジンの台数から100台ほど生産されたと考えられている。そのうちの何台かは、商社が買い取り東南アジアへ輸出された。カタログや販売促進用の8mmフィルムを作って販路も広げたが、売れ行きは良くなかった。結局ホープは、このホープスター・ON型4WDを最後に自動車生産から完全に撤退することとなった。自社での生産をあきらめたため、この車の製造権の売却をエンジン等の供給メーカーである三菱重工業へ打診した。しかし、三菱はこれを断った。そのため、小野は製造権売却の話を鈴木自動車の東京支社へもっていく。この時の責任者が当時常務で、小野とも以前から親交のあった現在のスズキ会長・鈴木修だった。鈴木は小野の話を聞いて軽四輪駆動車に興味を示し、約1200万円で製造権を買い取ることを決断した。1968年8月6日に製造権譲渡契約が結ばれたが、この時、設計図に加えてスズキ製エンジンを搭載したON型4WDを5台納入するという条件で行われている。この結果、ON型の改設計によって1970年に誕生したのがジムニーである。

出典:wikipedia

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