美保館(みほかん)は、松江市美保関町美保関にある老舗旅館。本館と旧本館は、2004年、営業中の旅館としては、島根県では初めて国の登録有形文化財に登録された。室町時代~江戸時代~明治時代と、日鮮貿易や北前船交易の時代に、廻船問屋、船宿として栄えた「北國屋・和泉屋」が美保館の前身である。明治後期、海運の衰退を予期し、美保関で初めての本格旅館として旅館 美保館を開業し現在に至る。本館は明治38年(1905年)着工、同41年(1908年)に竣工した。古くから数多くの文人墨客が訪れ、その足跡を残していることでも知られており、島崎藤村の紀行「山陰土産」等にその名が残されている。美保神社から仏谷寺までを結ぶ青石畳通りに面した数奇屋風建築で、個性的な玄関と、ガラス天井の中央ホールが強い印象を与える。二階にはホールを囲むように回廊が備えられ、美保湾を見渡すように大広間を擁している。その他、中広間2間、小広間1間を擁す。現在は隣接する新館にて旅館業務を行い、宿泊客の朝食会場として本館を利用している。また、宴席の会場としても利用され、主にその建築様式を活かした純和風の結婚披露宴会場や各種イベントの会場にも利用されている。館内には専用の厨房も併設され、150名規模の宴席まで可能としている。
出典:wikipedia
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