栗原 百寿（くりはら はくじゅ、1910年12月26日 - 1955年5月24日）は、日本の農業経済学者。茨城県東茨城郡石塚町（城里町）出身。医者の長男として生まれ、家業を継ぐために水戸中学校から水戸高等学校へ進む。しかし、医学部へは進まず、1931年に東北帝国大学法文学部に進学する。大学時代は歴史哲学を学び、宇野弘蔵らの講義を聴講していた。卒業論文は｢ジョン・スチュアート・ミルの思想史的研究」。1937年大学を卒業、直後人民戦線事件で検挙される。1939年、帝国農会へ就職するが、1942年12月に再び治安維持法違反容疑で逮捕される。戦後は農林省統計調査室嘱託を経て、1953年に拓殖大学教授となった。マルクス経済学の視点から、日本の農業問題の分析を進め、「栗原理論」と称される独自の理論を構築した。1952年 東北大学より経済学博士。論文の題は「日本農業の基礎構造」。 経済史家の栗原るみ（福島大学教授）は娘。

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