サイトウ マコト(1952年6月1日 - )は、日本のグラフィックデザイナー。福岡県北九州市出身。小倉工業高等学校化学科卒業。日本文化デザイン会議会員、東京アートディレクターズクラブ会員、日本グラフィックデザイナー協会副会長、日本グッドデザイン選考委員を務めた傍ら、1988年より毎日デザイン賞推薦委員および毎日芸術賞推薦委員、ならびに1994年より国際グラフィック連盟(AGI)会員の責務を担っている。2008年金沢21世紀美術館においての個展を機に、美術家として制作活動に専念している。福岡県に生まれる。10才で現代美術に興味を持つという早熟の才能の持ち主として知られ、西日本現代絵画展では3年連続一等賞を受賞するなどの才能の片鱗を見せていた。高校卒業と同時に、グラフィックデザインを学ぶべく上京。広告代理店、デザイン事務所を転々とし、1976年に日本デザインセンターへ入社。1982年に、新聞紙で折られたカブトをかぶっているキューピー人形が口だけ出した姿で「アルファキュービック?知らないねぇ。」と書かれたコピーを擁したアルファキュービックのポスターで、東京ADC(東京アートディレクターズクラブ)賞を受賞する。その後もグラフィックデザイン、広告アート、映像監督、商品開発、建築、製品デザイン、インテリアなどの分野で世界的に活躍する。サイトウの作品は、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、ロンドンヴィクトリア&アルバートミュージアムなど、世界20カ所以上の近代美術館に展示、所蔵されている。過去に担当したデザインの多くが過激かつ奇抜で、またそのデザインからアグレッシブな勢いを感じさせることで知られる。「過去のデザインをなぞったところで退屈なだけ」という考えを持ち続ける人物であり、既存の概念をたたき壊すようなデザインが多くを占めることで、異端派グラフィックデザイナーの第一人者の異名を取ることでも知られる。本人曰く「今までの人たちとは、デザインの概念が全く違うから。こっちはこれまでのデザインを全て否定するくらいの覚悟でデザインに取り組んでいる。そのパワーが自分の存在証明になる」と語る。過去に日本デザインセンター在籍時に、上司からある仕事をまかされたが、「俺はこんなことをやるために入ったんじゃない。あんたが考えたんだから、自分でやって下さい」とその仕事を突き返した、といった逸話の持ち主でもあり、自身でも怒りをベースにデザインを続けている、とも語っている。2005年2月18日、au design projectの第4弾としてサイトウマコトがデザインした「PENCK」が発売された。当初、「キーフォントもサイトウマコトが手書きでデザインした」と伝えられた。しかし、実際はウェブデザイナーの足立裕司が公開しているフリーフォント「Major Kong」の無断盗用だったことが、足立の指摘で明らかになった。KDDIとサイトウは、無断盗用の事実を認め、足立に謝罪した。
出典:wikipedia
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