メドーン(, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してメドンとも表記される。複数の人名が知られているが、その主なものは、である。以下に説明する。このメドーンはロクリスのオプースの王オイレウスとレーネーの子で、小アイアースと異母兄弟。小アイアースの母エリオーピスの兄弟を殺したためロクリスを逃れ、テッサリアー地方のピュラケーに移住した。トロイア戦争に参加したが、オリゾーンの武将ピロクテーテースが毒蛇、あるいはヘーラクレースの矢で癒えない傷を負い、レームノス島に置き去りにされたため、以後メドーンがオリゾーン勢を指揮した。トロイア軍がギリシア軍の防壁を破って攻め込んだときには、メドーンはポダルケースやボイオティア勢とともに戦った。しかしアポローンがトロイア軍の味方をし、アイギスを使ってギリシア軍を混乱させたときアイネイアースに討たれた。このメドーンはオデュッセウスの家臣である。トロイア戦争には参加せず、イタケー島に残っていたが、ペーネロペーの求婚者たちが館に居座るようになると彼らに従った。しかし求婚者の1人アンティノオスがテーレマコスの殺害を計画した際にはそのことを密かにペーネロペーに伝えた。オデュッセウスが求婚者たちを殺したとき、メドーンは椅子の下で牛皮をかぶって隠れていたが、テーレマコスは幼い頃にメドーンによく世話をしてもらっていたのでオデュッセウスに助けるよう求めた。それを聞いたメドーンは椅子の下から出てきて命乞いをし、許された。アポロドーロスではペーネロペーの求婚者の1人。このメドーンはオレステースの友人ピュラデースとエーレクトラーの子で、ストロピオスと兄弟。一説にヘーラクレイダイのアリストデーモスを殺したという。
出典:wikipedia
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