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クォーター (紋章学)

クォーター(、)は、紋章学において、シールドの向かって左上の角に置かれる方形のチャージのことである。オーディナリーの中ではサブオーディナリーに分類される。単独で使われることはあまりなく、既存の紋章に追加される形で用いられるが、婚姻、縁組みなどによって複数の紋章を統合するマーシャリングの際にはクォーターがひとつの重要な単位となる。英語のクォーターが現代でも4分の1を意味する言葉であるのと同様に、クォーターはシールド又はフィールドの向かって左上の角すなわちデキスター・チーフの4分の1の面積を占める。したがって、クォーターの縦横の幅はフィールドのおよそ2分の1である。しかし、クォーターに別のチャージが重ねられていなければやや小さめに描かれ、概ねその4分の3程度の幅で描かれる。このため、紋章学の初期においては、カントンとの混同も見られた。カントン (Canton) は、シールドの左上の角(デキスター・チーフ)に置かれる小さな方形のチャージである。実際の剣技のように盾を構えた場合、利き腕にあたる右腕の上部に来ることから、一部の紋章官はカントンを高貴なるオーディナリー (the honorable ordinaries) のうちの1つとみなすことがある。しかし厳密には、クォーターのディミニュティブであり、縦横ともにクォーターの3分の2の幅、つまりシールド又はフィールド全体の3分の1の幅を持ち、フィールドの9分の1の面積を持つ。シールドのシニスター側(盾を構える人物にとっての左(シニスター)、すなわち向かって右)に置かれるカントンをカントン・シニスターと呼ぶ。初期の紋章においてはフィールド左上4分の1を占めるチャージをカントンと呼んでいたことがある。クォーターのようなカントンは、紋章に描いた初期の図形であり、常に直線で示される。更には、ヘンリー3世の書物において、いくつかの紋章の記述の中にクォーターが現れ、そこで言うクォーターとは、後の書物ではカントンとして記述されるものである。このように、クォーターとカントンはしばしば混同されることがあったが、20世紀以降、少なくとも アーサー・C・フォックスデービス () がイギリスの紋章学に関する書物を記した1914年以降は明確に区別されている。カントンのディミニュティブはチェッカー (chequer, checker) であり、格子縞であるチェッキー (chequy, checky) のフィールドの一部を作るが、チャージとして単独では用いることができない。チェッキーとだけ記述した場合は、6以上の3の倍数(すなわち左・中・右で3等分できる数)でフィールドの幅を等分した幅のチェッカーを並べるが、3等分の場合のみ、チェッキー・オブ・ナイン (chequy of nine) と記述する。いずれの場合も、フィールドの最も左上に来る方形のティンクチャーを先に記述する。カントン・ヴォイデッド (canton voided) は、血縁に含まれない、おそらく養子縁組による家族を示す。イギリスのスコットランドを起源とするダン家の紋章にはカントン・ヴォイデッドが描かれている(マイケル・ダンの紋章)。

出典:wikipedia

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