藤原兼平（ふじわら の かねひら）藤原 兼平（ふじわら の かねひら、貞観17年（875年） - 承平5年7月28日（935年8月29日））は平安時代中期の人物。藤原基経の子。母は忠良親王の娘。琵琶宮内卿と号す。皇太后宮大夫を務め、従三位・宮内卿（『尊卑分脈』、『栄花物語』など）に至ったとされるが『公卿補任』に記載なし。琵琶上手とされる。藤原 兼平（ふじわら の かねひら、生没年不詳）は、平安時代後期の官人。藤原北家小野宮流（実頼流）。父は中納言藤原経季で、母は中納言藤原定頼女。母（藤原定頼女）は「藤原定頼女」あるいは「藤原兼平母」の名で『後拾遺和歌集』『千載和歌集』・『新勅撰和歌集』に詠歌が収録されている勅撰歌人。初め藤原信長の愛人となったがのちに離別し、藤原経季の妻になって兼平を産んだ。兼平は和泉守・淡路守などを歴任し、従四位上右近衛少将まで昇進した。

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