夜久野町(やくのちょう)は、かつて京都府天田郡におかれていた町。2006年1月1日、福知山市に編入され、夜久野町域は「福知山市夜久野町」となった。京都府の西北部に位置し、東は京都府福知山市、西は兵庫県朝来市和田山町・山東町、南は兵庫県丹波市青垣町、北は兵庫県豊岡市但東町に接していた。JR山陰本線と国道9号線が東西に延びる。町の東部を子午線(東経135度線)が通り、「時の町」と称していた。少なくとも奈良時代末期~平安時代初期より夜久郷として郷が確立していた。これは現在の夜久野町全域をカバーしていた推定されている。やがて江戸時代末期~明治初期から夜久野郷と呼ばれるようになった(下夜久野村誌 1961年12月発行より)。江戸時代から明治期にかけて、西日本を代表する漆の一大生産地であった。ひと頃は、漆自体のことや漆工で用いる刃物のことを『丹波』と呼んだが、この夜久野町が丹波地方に属していたことによる。夜久野町の金尾集落には、藤原、湯口、皆谷などの姓があり、金屋子神信仰の名残が見られる。2005年11月末日現在 4,721人(世帯数1,666戸)町民の多くが福知山市方面へ通勤・通学しているため、福知山市との経済的な結びつきが強い。しかし、福知山市へは距離にして約25キロ、時間にして約30分(自動車の場合)かかるため、上地区を中心にその半分ですむ兵庫県朝来市方面への就労、買い物が増えている。インターネット環境では、NTTのフレッツADSLとISDNの接続が可能である。フレッツADSLは8Mと1.5Mのみで、他のADSL、光ファイバー等の拡大予定エリアにも入っていない。福知山市が進めている難視聴対策としての光導入が計画されているが、利用料金の高さとサービスの低さが際だっている。町内にはJR山陰本線が通り、上夜久野駅と下夜久野駅とがある。特に上夜久野駅周辺は夜久野高原の中腹に位置するため、上り下りとも急勾配が続き、難所だったところ。現在は、JR福知山線、山陰本線の電化に伴い京都、大阪、城崎方面へは格別に便利になった。ただし上夜久野駅と下夜久野駅ともに無人駅で、特急列車は止まらない。山陰本線とほぼ平行して国道9号が走り、日本海側と京阪神とを結ぶ動脈となっており交通量も多いが、一方で、歩道が未整備の所(中地区字日置など)もあり歩行者や自転車は危険を伴う。また、冬場は多少の積雪量があり、交通の妨げになることが多い。山間部(町北部=字板生・北部、字直見・北部、字畑など)では積雪が1メートルを超えることもある。ただし主な町道(と府道)は通勤・通学時間前には除雪車が入るので通常の積雪で困ることはない。バスは、以前は、全但バス(株)が上夜久野駅~但東町・出合間を運行していたが、廃止になった。また京都交通(株)のバスが上地区:板生(田谷)・直見(才谷)、下地区:畑(今里)~福知山間を走っていたが、路線縮小のために現在は下夜久野駅までとなっている。町では、町民の足を確保すべく町営バスを従来の地区に加え、今までバス停・駅から3km以上あり不便だった中地区:末、下地区:千原、小畑にも運行を開始しているが、日曜・法定休日、年末年始6日間は運休しているので注意が必要である。高速道路、自動車専用道路は通っておらず、今後の計画にも入っていない。
出典:wikipedia
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