チェルスキー (、ラテン文字転写：Chersky）は、ロシアのサハ共和国北東部にある都市。ヤクーツクの北東 1,920 km に位置し、コリマ川が北極海に注ぐ河口近くにある河港。人口は2002年の国勢調査で3,832人、1989年の調査では11,176人であった。ニジニコリムスキー地区（下コリマ地区）の行政中心地。港のほかにチェルスキー空港がある。チェルスキーという地名は、コリマ川上流のチェルスキー山脈と同じく、1880年代に極東への探検を数回組織したポーランド人の探検家・地理学者イヴァン・チェルスキー（ヤン・チェルスキー）に由来する。チェルスキー周辺のコリマ川下流のツンドラの平原には、160平方kmの広さに動物や植物を再導入するなどして人為的に10,000年前の生態系を再現し、当時生息していたマンモスなどの野生動物が絶滅に至った原因（気候変動説や、人類による狩猟活動によるという説などがある）の研究を行う「更新世パーク」（、）計画が進められている。将来的にはマンモスのクローン技術による再生も構想されている（ただし、クローンの技術が未確立なことや、再生に必要なマンモスの無傷のDNAが手に入らないこともありマンモス再生は進んでいない）。ケッペンの気候区分で亜寒帯湿潤気候 ("Dfc")に属する。

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