現代の音楽(げんだいのおんがく)は、NHK-FMで長年放送されている日本国内唯一の現代音楽のラジオ番組である。戦後間もない1946年のラジオ番組「日本の音楽」などを前身として、1957年より現在の番組名としてラジオ第2で放送が始まり、その後FMに移設された。2007年11月25日には、放送50周年記念として4時間50分にわたり日本の現代音楽作曲家の歴史を振り返る内容の特別番組を、西村と白石の二人で放送した。これまで柴田南雄、上浪渡、白石美雪、西村朗、猿谷紀郎などが歴代の解説を務め、2015年4月からは西村が再び解説を担当している。近年では前衛の古典、すでに亡くなった日本の大家と考えられる作品のオンエアも増えている。現在の体制は日本における現代音楽のライヴ演奏から抽出することが主になっているが、以前には現音作曲新人賞の本選会のオンエア、ニューディスクの紹介、果てはロシアやインドネシアの作曲家の紹介などもあった。2016年の放送では作曲家を招いてインタビューを行い、その後に音源を放送する形式をとることもある。現在は放送時間が50分で、音源が放送されている時間は40分ほどに制作されることが多い。局の方針として、武満徹作曲賞の全ファイナリストの楽曲はすべてノーカットで放送されている。ただし、白石美雪単独司会時代に行われたUNESCO国際作曲家会議の音源をすべてかけるということは2016年現在はやっていない。西村はかつて2003年4月から2009年3月の間も当番組の解説をしていた。以前まで、番組の冒頭でテーマ音楽としてバッハ=ウェーベルンの「6声のリチェルカーレ」、助川敏弥の電子音楽、ケヴィン・ヴォランズの弦楽四重奏曲「ホワイトマン・スリープス」の第2楽章、また猿谷紀郎が担当していた期間はロバート・モーランの「薔薇の砂漠」が用いられていた。2016年現在のテーマ音楽はトーマス・アデスの "In Seven Days" for piano, video-installation and orchestraの曲頭である。
出典:wikipedia
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