『亜空大作戦スラングル』(あくうだいさくせんスラングル)は、1983年1月21日から1984年1月27日までテレビ朝日系で全53話(本編52話+総集編1話)が放送された国際映画社制作のSFアクション・ロボットアニメである。放送枠は、テレビ朝日および同局との同時ネット局(新潟テレビ21・九州朝日放送・鹿児島放送など)では、毎週金曜日17時30分~18時00分。テレビ朝日での本作の放送枠は、ローカルセールス枠扱いだったため、遅れネットとなった系列局がいくつかあった(例:名古屋テレビ・広島ホームテレビ・東日本放送)。また、放送しなかった系列局もある。近畿広域圏では、基幹局・朝日放送の番組編成から外れたため、独立UHF局のサンテレビ・KBS京都・テレビ和歌山にて放送された。未来都市「ギャラクタウン」で暗躍する、犯罪組織「クライム」。それに対抗すべく、ギャラクタウンの特別機動局長官マンディの働きかけにより、キャプテン・チャンスをリーダーとする非合法防衛部隊「ゴリラ・チーム」が結成された。ストーリーの大筋は、アメリカのテレビドラマである『スパイ大作戦』からヒントを得て創作されている。ゴリラ・チームの戦力の中心となるギャラクスペース社のSRタイプトレッカー・ヴィークル。可変型戦闘用トレッカー・ヴィークルであり、状況に応じ飛行タイプのヴィークル・モード、地上走行特化型のタンク・モード、格闘戦用のアタック・モードに変形可能。ヴィークル・モードおよびタンク・モードでは主力武装の左右バズーカに加え、背面に二連一門のバルカンを装備し、この部分は変形時シートと共に倒立変形を行い、ヴィークル・モードおよびタンクモード時はシートが露出する。番組後半は支援メカのエアロ・マイティと合体、「ハイパー・スラングル」へとパワーアップした。ハイパーモード時でもその構造上、背面バルカンも使用可能。核ミサイルを装備することもある。トレッカー・ヴィークル自体の共通デザイン・シルエットは、操縦者搭乗用のボディの左右にマニピュレータやブースターを腕のように配置し、ランディングギアを足のように配置している。これを応用して、スラングルは左右ブースターをアタック・モード時の腕部としている。勿論ランディング・ギアは、アタック・モード時は脚部として使用する。新銀河紀元86世紀。地球の遥か彼方のリアン星系の2連星バクサスαとβの間には、大気が存在し大小の島々(ランドベース)が浮かぶ「亜空」と呼ばれる特殊空間が存在していた。そこに33世紀前に古代クライム原人が外宇宙より飛来し、文明社会を築いていた。だが地球人を中心とする侵略者が襲来し、古代クライム原人を虐殺して亜空を侵略した。その後、侵略者たちは出身グループ別にランドベースに入植し自治国家を建設した。そして侵略者たちは、古代クライム原人の意思の集合体を封じ込めるために、亜空の中心に巨大人工都市ギャラクタウンを建造した。そして、ギャラクタウンを首都とするUGS連邦が誕生した。UGS連邦は、多数のランドベース国家の集合体である。治安維持のために、UGS正規軍・ギャラクポリス・ゾーンポリス・ランドポリス・エアポリスが存在する。亜空を影で支配する悪の犯罪組織。企業組織のクライム・エンタープライズ・システムと、軍団組織のクライムアーミーよりなる。実は、クライムの結成は古代クライム原人の復讐として仕組まれたものであり、フォルクレーザーがクライムに参加し軍事組織を強化しクーデターを起こすことまで全てがオーバーロードによって立てられたプログラムに従った行為だった。古代クライム原人は、33世紀前に鯨座の7千星雲の彼方より飛来し最初に亜空に入植した種族だったが、地球人を中心とする侵略者によって虐殺された。クライムが起こした亜空大戦は、天体的異変に合わせて数十世紀前から復讐のためにオーバーロードによって仕組まれた、古代クライム原人の亜空再支配のプログラムによる。主題歌のシングルレコードは、いずれもビクター音楽産業から発売された。2枚がリリースされたが、各々前期OP・同ED、後期OP・同EDを両A面曲として収録している。日本コロムビアからは水木一郎によるカバー版が発売された。※『ガンダム』は1982年内で再放送を終え、1983年からは『太陽戦隊サンバルカン』を月 - 木で再放送した。
出典:wikipedia
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