ダルマ・シャーストラ(サンスクリット:धर्मशास्त्र)は、広義には紀元前6世紀ころから19世紀中葉まで絶えることなく書き続けられてきたインド古法典の総称でダルマ・スートラを含む。狭義には、とくにダルマ・スートラと区別して紀元前2世紀ころから西暦5世紀ないし6世紀にかけてサンスクリットで記された法典で、主なものとしては『マヌ法典』や『ヤージュニャヴァルキヤ法典』がある。広義のダルマ・シャーストラは、紀元前6世紀から紀元前2世紀にかけてのダルマ・スートラ、紀元前2世紀から紀元後5、6世紀にかけてのスムリティ、7世紀ないし8世紀以降の注釈書、12世紀以降のダルマ・ニバンダに分類される。狭義のダルマ・シャーストラは、紀元前2世紀ころから西暦5世紀ないし6世紀にかけてサンスクリットの韻文体で記された法典で、主なダルマ・シャーストラには『マヌ法典』や『ヤージュニャヴァルキヤ法典』があり、特にダルマ・スートラと区別される。スムリティ(聖伝)に含まれ、特定の儀礼や学派には結びつかない。18世紀後半から19世紀初頭にかけて40種を超す法典が英語、フランス語、ドイツ語など西欧諸語に翻訳された。ダルマ・シャーストラはインドはもとより東南アジア世界にも大きな影響をおよぼした。例えば、ミャンマーで王朝時代に編纂された「ダマタッ」はマヌ法典などのダルマ・シャーストラが仏教的に改作された世俗法として知られている。
出典:wikipedia
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