株式会社三菱東京UFJ銀行(みつびしとうきょうユーエフジェイぎんこう、)は、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の子会社で都市銀行である。為替略称は「ミツビシトウキヨウUFJ」。2006年1月1日、東京三菱銀行(BTM)とUFJ銀行(UFJ)が合併して誕生した。当初は2005年10月1日を合併日と発表していたが、みずほ銀行における勘定系システムの失敗事例を教訓に、合併時のコンピューター・システムの接続作業に万全を期するため、合併が3ヶ月延期されている。存続会社は東京三菱銀行であり、金融機関番号(0005)や本店所在地も旧東京三菱(遡れば三菱銀行)と同じである。なお、SWIFTコードについては東京銀行をそのまま引き継いでいる。登記上は1月1日に商号変更、1月4日に合併となっている。2007年、不正融資で金融庁より業務停止処分が下された。旧UFJの前身である三和銀行の流れを引き継ぎ、大阪市・京都市・堺市の指定金融機関を受託している。また、同じく旧UFJの前身である東海銀行の流れを引き継ぎ、愛知県および名古屋市・豊橋市の指定金融機関も受託している。一方、旧BTMはいずれの都道府県・政令指定都市の指定金融機関にされていなかったが、東京都の公営企業出納取扱金融機関(東京都交通局等)を旧第一勧業銀行・旧富士銀行とともに引き受けていたことから、現在はみずほ銀行と共に受託している。外国為替専門銀行であった東京銀行時代の流れで、東京・大阪の各国際線主体の空港ターミナルビル内には成田空港支店、成田空港支店成田空港第2ビル出張所、大阪中央支店関西空港出張所がそれぞれ設置されている。また名古屋営業部中部国際空港出張所は、地元愛知県でも店舗網が強かった、旧UFJの流れで設置された出張所である。また東京銀行時代より発行されてきた割引金融債(「ワリトー」等)については、1996年の東京三菱銀行発足以降も6年間は特例として発行を認められたため、当行発足後も旧東京銀行店舗およびその承継店舗で債券償還(払い出し)の取り扱いを継続している。なお、東京三菱銀行は公的資金の返還を早期に完了させるなど、旧4大メガバンクの中では財務の健全性が強い銀行であった。不良債権処理の遅れたUFJ銀行を統合した事により、公的資金注入行に再転落したが、2006年6月9日にはその返済も完了させている。これを受け、1998年から自粛していた政治献金も、銀行業界の先陣を切って再開する方向で調整に入っていたが、不良債権処理を完了させてその間法人税を免除されたのに政治献金の再開は国民感情を逆撫でするという批判を受けて見送りとなる。2007年1月、カブドットコム証券が当行を所属業者とする銀行代理店業務を行うこととなり、「三菱東京UFJ銀行カブドットコム支店」(旧東京三菱店扱い)が開設された。2008年には同行が設立関与したインターネット専業銀行であるじぶん銀行を所属業者とする銀行代理店業務を締結し、当行窓口や店舗設置のメールオーダーで同行の普通預金新規口座開設の媒介を行っている。2009年1月を以て新システム移行が完了して、旧東京三菱店と旧UFJ店の共同店舗化も活発に行われているが、2013年6月現在も旧東京三菱店と旧UFJ店の間の(システム上での)店舗統合は一切行われておらず、発表もされていない。ただし、各種振込手数料について共同店舗間の振込は「同一店宛」の手数料が適用される。2015年2月には、関西文化学術研究都市内の大阪ガス所有地5ヘクタールを取得していたことが明らかとなった。取得は事務センターを新設することを目的としたもので、同年度中の着工を予定していると報じられている。駅の案内表示や道案内などで「東京三菱UFJ銀行」や「三菱UFJ銀行」といった実在しない銀行名が表記されているケースが多くあるが、これらは誤表記であり間違っている。2005年12月31日までの「三菱東京」は三菱東京フィナンシャルグループ・MTFGを指し、2006年1月1日以降の「"三菱東京"」は三菱UFJフィナンシャルグループ・MUFG 傘下の三菱東京UFJ銀行を指すため、誤表記を招く要因となっている。 合併後の金融機関名称が長く、愛称で呼ばれることも多くなっている。合併前の地盤を引き継ぎ、関東周辺や銀行業界では「東京三菱」ないし「三菱」と呼ばれることが多いが、もともとUFJが強かった近畿地方や東海地方では「UFJ」と呼ばれることが多い。当行の前身にあたる三菱銀行の流れから三菱グループの企業で構成される三菱金曜会や三菱広報委員会に加盟する一方、UFJ銀行の前身にあたる三和銀行の流れから三和グループの企業で構成される三水会やみどり会にも加盟している。凡例三菱UFJフィナンシャル・グループは2006年5月22日から、同行および同グループの三菱UFJ信託銀行両社の個人預金者を対象に、自動化手段を利用して行う両社及びじぶん銀行の本支店宛振込の手数料を一律無料化した。(ただし、じぶん銀行宛については同行営業開始時から)。この内三菱東京UFJの預金者については、下記が振込手数料無料の対象となる。しかし、2013年12月20日から実施されたATMサービス内容の改定に伴い、ATM利用時の振込手数料の無料化は廃止となった。同行は2008年5月12日の新システム稼動開始から、同行ATM(システム移行前のATMを含む)による本支店の普通預金・貯蓄預金宛振込の当日附扱い時限を、従来の15時から18時に繰り下げた(2007年11月26日発表)。なお、同行の当座預金(一部カードローン口座を除く)・一部の振込専用支店宛は15時までで変わらない。BTMUでは自行ATMのみならずコンビニATMや一部の提携行との間での他行ATM手数料無料化を行うなどの利便性向上策を行っている(コンビニATMについては、施策変更によって有償化され、メインバンクプラスでの優遇によって無料回数が決まる形にされた。イオン銀行については、時間内無料を継続)。その一方で、東京スター銀行との間では、同行の一方的な手数料無料化施策に反発し、2008年11月4日をもってBTMUのキャッシュカードを東京スターのATMで利用不可とするなどの軋轢を生んでいる。三菱東京UFJ銀行は、日本の銀行で唯一「ディズニーキャラクター」をイメージキャラクターとして採用している。これは、前身である三菱銀行が、三菱地所と東映が協力して行っていた、日本へのディズニーランド誘致に呼応し、1962年12月1日にディズニー・プロダクションズ(当時)と版権契約を結び、ディズニーキャラクターを使用した「絵入り通帳」の取り扱いを開始して以来続いているものである。日本へのディズニーランド誘致は、結局三菱地所と競合していた三井不動産・京成電鉄企業連合が権益を獲得した(このためTDR内には三井住友銀行が出店している)ものの、以後現在に至るまでディズニーキャラクターが採用され、現在は通帳、カード類、キャンペーンの景品などに使用されている。ちなみに、旧富士銀行も同時期に採用を図ろうとしたが、ディズニー社側の承諾を得られず断念している。なお、「絵入り通帳」の取り扱い開始当初は、「普通預金」と「積立預金」の2種類の通帳が用意され、普通預金には「ディズニー預金」という名前が付けられた。また、キャラクターは、ドナルドダック・バンビ・シンデレラ・ピノキオなどが採用された。さらに、1963年1月からは、「ディズニー貯金箱シリーズ」が始まり、第1号である「ドナルドダック」の貯金箱が配布された。2006年4月、同行とKDDIの共同で、auをはじめとする携帯電話の利用者向けに、預金口座・決済・消費者金融等の取引を提供するための専業銀行を合弁会社として設立することに合意し、当初2007年度上半期までの開業を目指していたが、このたび準備会社として、2006年5月25日に設立されたモバイルネットバンク設立調査株式会社が、2008年6月17日に銀行業免許を取得し、じぶん銀行に社名を変更した。出資比率はKDDIと三菱東京UFJの折半出資となり、同年7月17日に営業開始した。旧三菱銀行旧三和銀行旧東海銀行以下に、三菱東京UFJ銀行が絡んだ不祥事を紹介する。金融庁は、2007年6月11日の同行への処分に際し、「(三菱東京UFJ銀行は)他のメガバンクに比べ問題が突出して多い」と指摘している。中国・深圳支店による過大融資96万人分の個人情報紛失米国法人のマネーロンダリング対策過怠同和利権団体への不正融資学生採用担当者によるわいせつ事件投資信託販売での不適切処理海外支店での横領信用情報12万件の誤登録中国・深圳支店での暴行・ストライキ事件元三菱UFJ銀行の行員 顧客の預金1870万円を着服容疑実体の無い督促目的での住民票取得個人投資家の銀行口座を横領1400億円倒産事件で不適切接待を認める
出典:wikipedia
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