『バットマン リターンズ』("BATMAN RETURNS")は1992年のアメリカ映画。1989年の映画『バットマン』の直接の続編。監督ティム・バートン独特の世界観が前作にも増して顕著で、悪役キャラクターの描写に比重が置かれ、バットマンが狂言回しの役割となっている。第65回アカデミー賞メイクアップ賞、視覚効果賞ノミネート。ゴッサム・シティに跳梁跋扈するサーカスギャング団。畸形ゆえ捨てられた過去を持つ首魁ペンギンは、表の世界に乗り出すべく自作自演で自らの商品価値を高めていく。それに協力するのは、野心溢れる実業家マックス・シュレック。彼は発電所に細工をし、市の生命線を握ろうとしていた。そんな計画に気付いた内気な秘書セリーナをシュレックはビルから突き落とす。猫の魔力で甦った彼女はキャットウーマンとして街に繰り出すようになる。ペンギンの企み、シュレックの野望を阻止する為に、そしてセリーナに惹かれながらキャットウーマンと争うべくバットマンは今宵も闇を走る。クリスマスを舞台に怪人たちのサーカスは幕を開けた。当時まだ珍しかったCGが導入され、オープニングタイトルの三次元的変形、コウモリや武装ペンギンの大群、バットモービルのシールドモードやバットミサイルへの変形などに使用されている。またドルビーの技術を用いた初の5.1チャンネルサラウンド(ドルビーデジタル)作品。本作ではキャットウーマンとペンギンのダブル悪役が採用されており、以降のシリーズのスタンダードとなった。キャットウーマンには、当初アネット・ベニングがキャスティングされていたが、妊娠のために降板し、代わりに、ミシェル・ファイファーが起用された。ベニングは後に、『マーズ・アタック!』でティム・バートン監督作品に出演している。ペンギン役にはダスティン・ホフマンやマーロン・ブランドなど数々の大物俳優たちが候補に挙がったが、個性派俳優のダニー・デヴィートに落ち着いた。当初の脚本ではバットマンの相棒であるロビンが登場する予定で、『最終絶叫計画』などで知られる黒人俳優のマーロン・ウェイアンズの出演が決定していた。しかし、脚本の変更などもあり、ロビンは次回作の『バットマン フォーエヴァー』まで登場が延期になった。その時点でバートンは3作目も監督する予定であり、ウェイアンズもキャストとして登場するはずだったが、バートンが監督を降板したことでその話は流れてしまった。
出典:wikipedia
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