『疾風!アイアンリーガー』(しっぷう!アイアンリーガー)は、1993年(平成5年)4月6日から1994年(平成6年)3月29日にわたりテレビ東京系で放送された、サンライズ製作の熱血スポーツロボットアニメ。全52話。漫画版が島本和彦のものと(『少年キッズ』掲載、一号のみ)友杉達也(『コミックボンボン』掲載、序盤の話のみ)の2つがある。3頭身ロボットが繰り広げる、熱血ドラマが特徴。米題は『Iron leaguer』。遠い未来。ロボットが様々なスポーツを行うアイアンリーグはラフプレーが横行し、観客はおろか、実況・解説などのプレスまでもが破壊と暴力に興じる、ダーティな見世物と化していた。リーグ界で常にトップを維持するダークスポーツ財団。本部が直接所有するアイアンサッカーチーム・ダークプリンスのスター選手マッハウインディは、ある日チームメイトの卑劣なプレーに嫌気が差し、退団する。しかし、ダークスポーツ財団のオーナーであるギロチは、ウインディをダークプリンスに連れ戻すべく他のチームに圧力をかけ、移籍できないようにはかった。残された選択肢は、設立から一度も勝った事のない弱小チーム・シルバーキャッスル。連戦連敗、多くの人々から嘲笑されながらも、常に正々堂々のフェアプレーを貫く姿勢に魅力を感じたものの、弱すぎるチームでは燃料やオイルの補充、まともなメンテナンスにも事を欠くつらい生活が待っている事に躊躇していたが、突如として現れた謎の野球リーガーから熱い直言を受け、ウインディは迷いを振り払い入団を決意する。シルバーキャッスルは、まさかの驚きとともに彼を歓迎した。次のダーク戦でもラフプレーの波状攻撃を受け、シルバーキャッスルは窮地に陥る。そこへメンバーチェンジで、件の野球リーガー・マグナムエースが登場。マッハウインディとの連携で試合の流れを引き戻し、念願の初勝利をものにしたのだが、喜びもつかの間、ダークの工作によって、今度は全く経験のない野球リーグへの参加を強いられてしまう。マグナムエースは、故あって一線から遠去かっていたリーガー達の魂に再び情熱の火を点し、過酷な日々が続く中で出会ったリーガーたちと時にはサシで勝負、またある時は命懸けで戦いながら、いつしか互いを認め合い友情を深め、新たな仲間を増やしていった。夢をあきらめかけていたオリジナルメンバーたちも自信を取り戻し、シルバーキャッスルは勝利と栄光への道を突き進む。やがて、その正々堂々たる精神によって、アイアンリーグは少しずつ、だが確実に変革の兆しを見せ始めるのであった。十年前にリカルド銀城が設立したサッカーチーム。メーカーとのタイアップなどはせず、サッカーのみでリーグ参加を続けていた。諸事情によりリカルドから娘のルリー銀城へオーナー権が移り現在に至る。オーナー会議により野球にも参加する事になったが、めげずに常に前向きで進む。全員が家族であり、アットホームな雰囲気がシルバーキャッスルの個性となる。メンバーは古参の8人に加え、追加加入した6人による14人チーム。半数弱はサッカー以外の選手で、別ジャンルゆえの特徴を生かした構成でリーグ街道を駆け抜ける。事実上アイアンリーグ界を統括支配する一大企業。スポーツが主体だが他にも多くの事業に手を出している。世界屈指の大財閥である傍ら、宇宙では鉱物資源確保のために企業内の戦争が続いているため、使用するアイアンソルジャーの需要を狙い、新型導入で旧型となった一般リーガーを纏め売りしたり、エースクラスの活躍を見せたリーガーを高く売るためにリーグそのものを見本市のようにするなど、アイアンリーガーをソルジャーに仕立て上げて戦場に送りこむ死の商人としての側面を持つ(超トップシークレット扱いのため、一般社員からある程度の地位に至るまで詳細は知らされていない)。人類が長い時間を経て確立した自立思考型超AIロボット。人間と大差ない感情を持つロボットたちの中で、スポーツ競技用に特化したのがアイアンリーガーである。アイアンリーガー(以降はリーガーと略称)は当初、各自を開発した企業が所有するチームに配属。ここでリーガーたちはチームと契約を結び、一定期間の間はここでプレイをする。契約終了後は競技とは関係のない道に進むか、残留するか、あるいは他チームに移籍するなど自活生活を選ぶことになり、個人で衣食住を賄うことになる(初期契約段階でも給料が支払われているとのこと)。大抵の場合スポーツチームは企業と連携し新戦力・新技術を持って各リーグを競うことになるが、例外として企業を持たずチーム単体でリーグ活動をするチームも存在する(シルバーキャッスルが該当)。リーガーはジャンルに特化した機体構造をもって生まれる。外見も競技別に違い、各スポーツの選手をイメージした外見になっている。また同じスポーツでも一般プレイヤーとキャッチャーやキーパーでは外見や性能は別々に特化した物になっている(野球の場合はピッチャータイプと打者タイプ、サッカーならばキーパータイプとストライカータイプなど)。基礎構造が統一化されているので別ジャンルでもプレイは一応可能だが、個人ごとに得手不得手は分かれる。誕生後における機体の強化やバージョンアップは本人の希望などで可能。特徴があるリーガーの一例野球・サッカー・野球の兄弟リーガー。シルバーキャッスルにとって最初に戦う事になったライバル達で、長男アームはマグナムと、次男フットはウインディと浅からぬ縁がある。当初はラフプレーを主としていた。戦う内に友情を芽生える事ができたが、自分の意に従わない彼らをギロチは強制引退にさせ、一時的にリーグ表舞台から去ってしまう。以降兄弟で修行の傍らリカルド探しを続けるシルバーキャッスルを助け、ワールドチャンピオンシップにてリーグ完全復帰を果たす。ダーク退団後の一時期は、エンブレムの場所に兄弟を意味するGのマークを付ける。ワールドチャンピオン戦で突如ダークスワンへ編入された新人リーガー兄弟。ダーク所属でありながら『正々堂々』を心情としたプレイを行い、感化されてダークスワンのプレイ方針が根本から変わるなど、兄弟そろっての壮絶なカリスマを持つ。その正体は、対ワールドシリーズ用の秘密兵器としてギロチが呼び戻したアイアンソルジャー達であり、10年前の強制引退によってリーグを去ったダークのサッカー・ホッケー・野球各ジャンルのエースだったシルバー三兄弟の長男と次男、つまりシルバーフロンティアことマグナムエースの実の兄達である。シルバーキャッスルに生き別れた末弟がいることをギロチから知らされておらず、知ってからも己のリーガー魂を貫いた。強制引退させられ戦闘用に改造されたリーガーたちのなれの果ての姿。薄茶色で武骨な外見のタイプと薄紫色で幾分洗練されたスタイルの新型の2種が存在。ビーム砲やミサイルやバルカンなどを全身に装備している。チームをクビになった、初期契約終了後に移籍先が見つからなかったなど、様々な理由でアイアンリーグから離れ、裏世界に行ってしまったリーガーたち。作中では引退してアイアンリーガーを辞めた者、ゴールド三兄弟やウインディのようにフリーとなった者もはぐれたと表現しているが、「はぐれリーガー」とは意味が異なる。遅れネット局の放送時間は1993年12月時点(琉球放送は1995年8月時点)のものである。『疾風!アイアンリーガー 銀光の旗の下に』(しっぷう!アイアンリーガー シルバーのはたのもとに)。TVシリーズのその後を描く続編OVAシリーズ全5巻。DVDは2004年12月23日発売の「疾風!アイアンリーガー2 ダークBOX」に収録されている。UN社と合併したシルバーキャッスルはオーナーが交代、ギャレットら新メンバーによるラフプレーが横行し、オリジナルメンバーは最後の見せ場にだけ起用されるなど、脇に追いやられる状態となっていた。マッハウインディは本物のシルバーキャッスル結成を宣言、志を共にするリーガーを求めチームを離脱するのであった。シルバーキャッスルを抜けたマッハウインディが結成した新チーム。シルバーキャッスルを脱退したメンバーとマッハウインディがスカウトしたリーガーで構成されている。対シルバーキャッスル戦ではワット、アンプ、サーティーンらゲストメンバーは試合前に去り、ゴールド三兄弟とファイター兄弟が臨時参入している。UN社と合併し前オーナーと監督を解任、UN社製リーガーが主流となり、マグナムエース達オリジナルメンバーは客寄せ状態に追いやられている。
出典:wikipedia
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