『アラン・スミシー・フィルム』(原題: "An Alan Smithee Film: Burn Hollywood Burn"、劇中においては単に"Burn Hollywood Burn" と表されている)は、1997年に制作されたアメリカ映画。脚本(製作も兼ねていたがアンクレジット)はジョー・エスターハス。監督はアーサー・ヒラーがつとめたもののアラン・スミシー名義になっている。これはエスターハスの加えた編集に対し、ヒラーが異を立てて名前を削除したためである。しかし、エスターハスは自伝『Hollywood Animal』のなかで「編集室でヒラーと共にいたが、いくつかの提案に目を通しても大人しく座っていた」と主張している。いずれにせよ、本作は映画史上最低の作品のひとつとみなされており、第19回ゴールデンラズベリー賞では作品賞を含む5部門を受賞した。さらに推定製作費およそ1000万ドルに対し、興行収入が4万5779ドルという大穴をあけている。これは同じく"史上最低の映画"と謳われる『プラン9・フロム・アウタースペース』が放映権を手放した際の収益率を下回る結果である。また皮肉にも、この映画のおかげで全米監督協会がアラン・スミシー名義の使用を1999年以降公式に停止するといった連鎖反応を招いた。本名をアラン・スミシーという監督が、ばく大な製作費のもとにシルヴェスター・スタローン、ウーピー・ゴールドバーグ、ジャッキー・チェンの豪華出演陣を揃えて映画『トリオ』を撮影した。しかし制作過程でスタジオ側から編集を加えられた結果、「『ショーガール』より酷い出来」になってしまう。そこでスミシーは監督名のクレジットを拒否しようとするが架空名義は自分と同じ名前のアラン・スミシーしかないことを悟り、フィルムを盗み出して逃亡を図った末に、スタジオ側へフィルムごと燃やしてやると脅迫を入れる。映画評論家のロジャー・イーバートは本作にひとつも星を与えず、「非常に粗悪な作品である。アーサー・ヒラーが本作のクレジットに名前を出さなかったのは非常に良いことだが、あとはすべて最悪だ。」と本作を酷評した。映画批評サイトRotten Tomatoesには、40件のレビューがあり、批評家支持率は8%、平均点は10点満点中2.7点となっている。太字が受賞、それ以外はノミネート
出典:wikipedia
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