桂川駅(かつらがわえき)は、京都府京都市南区久世高田町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。2008年(平成20年)10月18日に開業した。当駅は西京区との境界付近にあり、JR京都線が通っているが駅が設置されていない同区からも利用が可能である。JRの特定都区市内制度における「京都市内」の駅であり、「京都市内」の東海道本線としては最も西となる。当駅開業により、「京都市内」着の乗車券で向日町駅方面に乗り越したときの精算運賃が安くなったケースもある。仮駅名はJR桂駅であったが、『近傍を流れており、広い範囲の地域に親しまれている、一級河川「桂川」』にちなんで、桂川と命名された。なお阪急京都本線の桂駅とは離れており、洛西口駅のほうが近い。また、副駅名として、駅所在地の「久世(くぜ)」が命名されている。下り列車の出発相当の信号機は向日町第1場内信号機だが、ひめじ別所駅のように「下りが停車場・上りが停留場」ではなく、上下とも『停留場』である。開業当初から喫煙コーナーを設けておらず終日全面禁煙である。当駅の設置は1996年から予定されていた。当初、2005年度冬の開業を目指していたが、当駅周辺の都市再開発事業の遅れの影響や、当駅の地下をくぐり抜ける都市計画道路久世北茶屋線(京都府道201号中山稲荷線の一部)の拡張工事を受け、開業は延期となり、その後も延期が繰り返されていた。島式ホーム1面2線(12両対応)を持つ地上駅で、橋上駅舎を有する。併せて京都市による東西自由通路とエレベーター・エスカレータ・多目的トイレが整備された。総工費は約19億円。当初から外側線を走る列車が停車しないことを前提にしており、内側線のみにホームが設けられた。駅舎は、屋根を滑らかな斜めにする事で地域の発展を表現し、カーブを描いたガラス張りの壁面のある階段で桂川の流れを表現したデザインとなっている。駅の西口がバスターミナル等のある事実上の表口である。駅舎のすぐ脇に元から存在した高圧鉄塔が建つ。一方、東口には関西空港行きはるか等の通る貨物線の築堤が存在するが、駅の建設にあたり一部が高架橋に改築され通路が整備された。駅舎自体は貨物線に隠れてしまうため、高架橋に駅名が掲出されている。直営駅(長岡京駅の被管理駅)。ICOCAが利用でき、ICOCAの相互利用対象カードも利用可能である。日中時間帯は1時間あたり普通列車(大阪方面行きは高槻駅から快速)が4本(土曜・休日の11・12時台は各駅停車の普通電車も4本)停車する。平日朝ラッシュ時の大阪方面は各駅停車の普通のみ8分間隔で発車する。夕方は京都方面で琵琶湖線直通普通列車と京都行き普通電車(各駅停車)が交互に8本停車する。大阪方面行きも同様に8本停車するが、こちらは半数が日中と同じく、高槻駅から快速となる。2013年度の乗車人員は、8,427人であった。なお、開業前は1日の予想乗車人員は4,200人を見込んでいた。京都府統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。南西にあるキリンビールの京都(桂)工場跡地において、都市再開発事業が進められた。2005年5月より工場施設の取り壊しが行われ、一旦更地にされた後2008年より区画整理工事が行われている。中核となる イオンモール京都桂川は2014年10月17日にオープンした。また、これに伴い、京都市営バスは同年10月10日より、当駅と洛西バスターミナルを結ぶ系統を新設、JR二条駅と阪急桂駅とを結ぶ系統の経路を変更し当駅に乗り入れさせる対応をとっている。駅前には、駅前広場と、東西それぞれに駐輪場が整備されている。
出典:wikipedia
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