「反アメリカ」(はんアメリカ、"I'm So Bored with the USA")は、ザ・クラッシュのデビューアルバム『白い暴動』の収録曲。最初はミック・ジョーンズが書いた「"I'm So Bored With You" (お前にはうんざりだ)」というタイトルのラブソングだった。キース・トッピング著の「ザ・コンプリート・クラッシュ」によると、曲はジョーンズのガールフレンドについてのもので、「否定」で触れている女性と同じとのことである。共作者のジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの話によると、デーヴィス・ロード・スカッドでの最初のミーティングでジョーンズが演じてみせた際に、ストラマーが聞き間違えたという。海賊ライヴ版の『5ゴー・マッド・アット・ザ・ラウンドハウス』には最初の状態の曲が含まれている。しかし、1976年9月20日のカムデン・ラウンドハウスでのコンサートではすでにタイトルが変わっている。ミッキー・フットをプロデューサーに迎えて行った2度目のデモ演奏の中で、歌詞はそのタイトルが示すとおり、アメリカへの批判を含むように変わっていった。米軍のドラッグ(特にヘロイン)問題、アメリカの独裁政権支持(これについては後の「ワシントンの銃弾」でさらに磨きがかかる)、サーフカルチャー、そしてテレビ番組について、ウォーターゲート事件、スタスキー&ハッチ、刑事コジャックの名を借りながら、逃れることのできないアメリカの影響力に対し、この曲自身の無力さをコーラスと共に語る。曲のサビでストラマーは "I'm So Bored With U.S.A." と歌っているが、コーラスは "I'm So Bored With U." までしか歌っておらず、コーラスだけ聞けばこの曲は "I'm So Bored With You" のままである。1978年まではバンドのセットリストの中心だったが、それ以降、アメリカでオープニングで使われる以外、演奏頻度は減っていった。
出典:wikipedia
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