エコルカードは、福岡都市圏・筑豊地域を運行する西日本鉄道(西鉄)並びに西鉄グループ各社の路線バスで使用できる学生向けフリー定期券。2003年4月1日発売開始。福岡都市圏・筑豊地区(券種により異なる)の指定地域の西鉄バス一般路線全線に乗車できる定期券で、学生(学校教育法第1条による学校およびその他法令等により上記に相当する扱いを受けることとされた学校に通学する学生・生徒及び児童)のみが購入できる。少子化に伴う通学需要の減少に加え、福岡市地下鉄七隈線の開業が決定し、同線が開業した際に地下鉄沿線の学校に通う通学利用者がバスから地下鉄に大幅に転移することが見込まれたため、通学需要の確保を目的として発売開始された。「エコル」とは、「エコロジー(環境)」と「エコノミー(経済)」と「エコール(フランス語で「学校」)」に由来する。エコルカードの導入後、対抗して福岡市交通局(地下鉄のみ)も、「ちかパス」という乗り放題定期券を設定している。学生用の価格は両者で同水準であり、2014年4月時点では消費税増税後も価格を据え置いたエコルカードのほうが、増税分を転嫁したちかパスより安価となっている。また、ちかパスには通学でない大人用の設定が存在している。福岡市近郊の5市2郡(九州大学伊都キャンパス周辺を除く)が対象エリア。2013年には発売10周年を記念して、4月 - 9月、同10月 - 翌年3月までと期間限定で6か月券(37,000円)を発行しており、2014年4月からは同じ価格のままで本格運用となる。2015年4月以降、利用エリアの縮小が行われた。2015年4月のエコルカードのエリア縮小に合わせて、従来の9市3郡・九大伊都キャンパスをカバーする券種として導入。改定前の伊都エコルカードとエリアは同じだが、価格は上昇している。ワイドエコルカードの対象エリアに加えて、筑豊エリアでも利用できる。発売当初は試行扱いで、筑豊地域に所在する学校に通学する学生に限られ、筑豊地域在住で筑豊地域外の学校への通学者は利用できなかったが、2009年度から本格実施に際して、学校の所在地による発売制限がなくなった。これには、JR九州福北ゆたか線との競争が関係するが、筑豊エコルカードはJRの通学定期券に比べて割高である。エコルカード・筑豊エコルカード(2015年4月以降は利用可)で、九州大学伊都キャンパスエリア地区の利用では別料金が発生することになったのに伴い発売。対象エリアは基本的にエコルカードと同じだが、当カードでは同キャンパス地区でも他地区と同様に利用できた。2015年の改定に伴いワイドエコルカードへ移行し廃止された。すべて福岡県。なお、例外もある(後述)。上記のエコルカードのエリアに加えて、以下のエリアも対象となる。上記のエコルカード・ワイドエコルカードのエリアに加えて、以下のエリアも対象となる。以下の対象エリア内外を跨ぐ路線は、対象エリア内の境界バス停とエリア外の乗降バス停との間の運賃を支払う必要がある。ただし、☆印についてはワイドエコルカード・筑豊エコルカードでは通し利用が可能であり、また★印については筑豊エコルカードでは通し利用が可能である。ICカード「nimoca」が整備されたことから、2009年度分から順次磁気券が廃止され、「nimoca」に移行。エコルカードは2009年3月16日以降発売の分が対象となる。「筑豊エコルカード」も西鉄が2009年5月31日に筑豊地区で「nimoca」を一斉導入したことから、同年6月以降の発売分は「nimoca」となった。それまでの「筑豊エコルカード」は紙券での発売だった。1か月用、3か月用、6か月用、1年用がある。通用期間の開始日は、1か月・3か月券については月の初日(毎月1日)のみ、6か月券は4月1日・10月1日のみ、1年券は4月1日のみである。小学生・中学生及び障害者は半額となる(割引の重複適用はない)。本カードにちなんで「エコルライナー」を愛称とし、福岡市中心部と各地の大学・高校を結ぶ通学バスが運行されている。愛称は一般公募で決められた。なお、通学利用者やエコルカード利用者以外でも一般路線と同じように利用できる。現在は以下の6系統が運行されている。(2016年3月26日現在の路線(太字は終点・始発停留所))
出典:wikipedia
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