『白夫人の妖恋』(びゃくふじんのようれん)は、1956年に公開された、東宝と邵氏の共同制作の特撮伝奇映画である。中国の伝承『白蛇伝』を題材とした作品。東宝初の総天然色(イーストマン・カラー)による特撮映画である。当時のカラーフィルムは感度が低く、忠実な色の再現にはライトの調整を必要としており、セット内はライトの熱で蒸し風呂のような熱さであった。日本で最初にブルーバック撮影による合成を用いた作品でもある。ブルーバック背景の色の配合から試行錯誤が繰り返され、合成作業もすべて手作業であった。西湖の辺に住んでいた許仙は貧しい若者。ある雨の日、傘もなく濡れていた美しい白娘に自分の傘を差し出したところ、その娘から結婚を申し込まれた。しかも銀2包の婚礼の支度金まで手渡された。許仙は喜び、姉夫婦と共にその支度金の包みを開いてみると、中から出て来たのは盗品の銀であった。罪を問われた許仙は鞭打ちに処せられた上、蘇州へと流された。許仙を慕う白娘は蘇州へ追ってきた。無実の罪であった許仙は白娘を憎んでいたが、彼女の心と向い合う中にその恨みは影を潜め、愛着だけが強くなっていった。2人は幸福な愛の生活を送ることとなった。ある時、許仙は茅山道人という道士に、妖魔に魅入られていると警告された。妻である白娘の正体は、白蛇の精だというのだ。※映画クレジット順以下の順番は本編クレジットに準拠。
出典:wikipedia
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