破格構文(はかくこうぶん、英語:anacoluthon)とは修辞技法の一種で、ざっと「1つの文の中での構文の変化」と定義されるもの。とくに、文がある構造から別の構造に急に変わる時に、破格構文は作られる。破格構文の解釈・使われ方は分野によって異なる。最も限定的な意味で、破格構文は、文の導入の要素に固有の目的語または補語を欠いていることが必要とされる。たとえば、もし文のはじまりに主語と動詞が用意されても、文がその構造を変えるならば、直接目的語は与えられず、その結果が破格構文である。本質的に破格構文は、明示されたものから言外の言葉まで、主語または動詞の変化を求められる。文は完成されていてはならない。主要部を欠いた、主語を伴わずその代わりに補語または目的語を与える文は「anapodoton」である。文彩として、とくに詩で、破格構文は読者の注意を構文それ自体に向け、意味の対象よりむしろ意味の構造を強調する。それゆえに破格構文は、ある種の詩からは敬遠される傾向がある。「anacoluthon」という語は、ギリシャ語の「anakolouthon」(an(接頭辞。「〜でない」)+akolouthos(語根。「続くもの」の派生語)に由来し、それは偶然にも論理学におけるラテン語句「non sequitur」の意味と同じである。しかし、古典修辞学では、破格構文は、の両方に対して用いられた。「破格構文」という語は主に学究的な文脈の中で用いられる。なかでもよく出てくるのが修辞学ないしは詩学においてである。逆に、&著の英語についてのスタイルガイド『』では、「破格構文」を重大な文法上の誤りとしている。
出典:wikipedia
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