張 赫宙(ちょう かくちゅう/チャン ヒョクチュ、1905年10月13日 - 1997年)または野口赫宙(のぐち かくちゅう)は、在日朝鮮人の作家。金史良とともに「在日朝鮮人文学」の嚆矢とされる。はじめプロレタリア文学の影響を受けて、デビュー作「餓鬼道」などの初期作品では、朝鮮民衆の貧困と悲惨、そして闘争を描いた。しかし、徐々に純文学にうつり、更に「加藤清正」など、豊臣秀吉の「朝鮮出兵」に題材をとった歴史小説や、更には「岩本志願兵」のような軍国小説を発表したため、戦後は「親日文学者」の代表的存在として評価されることが多い。戦後は日本人妻の籍に入って定住した。「張赫宙」という姓名は朝鮮戦争の悲惨を描いた「嗚呼朝鮮」(1952年)を最後に、「野口赫宙」を名乗るようになった。歴史小説からミステリーまで幅広く描き、晩年は英語でも小説を書き、また日本民族のルーツを探る文明論を展開した。(『張赫宙日本語作品選』収録の白川豊「張赫宙略年譜(一九四五年以前中心)」を参考にした)
出典:wikipedia
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