『ありえへん∞世界』(ありえへんせかい)は、2008年4月16日(15日深夜)からテレビ東京系列ほかで放送されているバラエティ番組である。制作局のテレビ東京では、2016年2月現在、毎週火曜19:54 ‐20:54(JST)に放送されている。正式な番組名は『ありえへん∞世界〜とんでもない新着トピックス〜』。一部新聞のテレビ欄では『関ジャニ∞ありえへん』と表記されている。視聴者から寄せられた、世の中の「ありえない」現象を投稿して、徹底調査を追求する謎解きバラエティ番組である。2008年6月よりナレーションは全て番組内で「インチキ関西弁」と呼ばれるエセ関西(大阪)弁となっており、演出でわざと珍妙に喋っていた。また、海外ロケなどで外国人にインタビューを取った際、外国語でインタビューに応じた場合の日本語吹き替えもナレーションと同様、関西弁であった。ミステリー調査シリーズなどは演出の都合上、関西弁はほぼ使用されていない。2013年7月以降は取り上げる内容が真面目なドキュメント中心になりつつあるためか、ナレーションの調子こそそのままだが無理やり語尾などにエセ関西弁を使うことが少なくなった。そのためですます調のナレーションにシフトしている。スタジオパートではバックに大阪道頓堀界隈のCGイラストが描かれていることがあったが、最近の放送(ゴールデン昇格後しばらくしてから)ではスタジオ全体を映しており、このCGイラストが使われる頻度は下記のキャラクターのバック等にしか使われない。当初はハイビジョン収録なのはスタジオ部分のみで、VTRでは通常画質のため番組タイトルや視聴者への情報提供を促すパネルなどが貼られていた。2010年7月からはVTRもハイビジョン収録に切り替わった。2008年9月まではスポパラ枠のテレビ東京制作バラエティー番組では唯一のハイビジョン制作だった。番組のオープニングでは他局が扱った流行に関する話題を「そんなのこの番組では100年前から扱っとったわー」と当番組がいち早く紹介したことを大げさにアピールしている。深夜時代番組改編期にはそれまでに取り上げた話題をランキング形式で紹介する『水谷豊が選ぶ、ありえへん衝撃映像ベスト30』が放送されていた。『裏ジャニ』から続いている関ジャニ∞メインの番組だが、この番組は同グループからは3名のみの出演となっている。2012年7月31日放送の2時間SPでは、『ありえへん∞世界 関ジャニ∞全員集合スペシャル!』と題して関ジャニ∞が『ありえへん∞世界』としては初めて全員出演した。2009年12月17日には年末スペシャルとして初めてゴールデンタイムに進出。2010年夏ごろから、青木雄二プロダクション製作の中年親父、タバコを吸っている中年女性キャラクター、三色団子を食べようとしている阪神タイガースの帽子を被った中年男性キャラクターが登場するようになった。2010年10月26日から、放送時間がこれまでのスポバラ→バラエティ7枠から、火曜19時台に変更された。テレビ東京でジャニーズ事務所所属タレントメインの番組がゴールデンタイムで放送されるのは「愛LOVEジュニア」以来14年ぶりで、関ジャニ∞では初めてのことである。ゴールデン進出後視聴率は5-6%で推移しており、番組最高視聴率は2011年3月15日放送分で11.8%である。ゴールデン進出後は編成の都合上2時間スペシャルを放送することが多く1-2ヶ月に1回はSPを放送しており後続の『女神のキセキ』→『仰天クイズ! 珍ルールSHOW』より放送頻度は高い。この火曜19時台はローカルセールス枠のため、局によって(テレビ大阪、テレビ愛知など)2時間スペシャルを後日放送することもある。火曜19時台での放送は2年間だったが、火曜19時台の1時間番組のバラエティが1年以上継続するのは『ココリコミリオン家族』終了以来であり、短命の続く火曜19時台史上でももっとも長く続いた。2012年秋の改編で、当枠に新番組の『ペット大行進! ど〜ぶつくん』が放送されるため、2012年10月23日から『仰天クイズ! 珍ルールSHOW』が放送されていた火曜20時台に移動することになった。これに伴い2012年9月25日のスペシャルより若干リニューアルし、いままで平面だった青木雄二プロダクション製作の中年親父、タバコを吸っている中年女性キャラクター、三色団子を食べようとしている阪神タイガースの帽子を被った中年男性キャラクターが3DになってVTR中に登場するようになった。ちなみにタバコを吸っている中年女性キャラクターはこれを機にタバコではなくたこ焼きを持つようになった。2012年10月23日よりスタジオのセットが変更された。2012年11月27日には、番組開始以来初めて18:30 - 20:54の2時間半スペシャルが放送される。2013年6月25日放送分からは松下進制作のオープニングCGが登場しセットが再びリニューアルした。今まで美輪を村上とベッキーが囲むように横一列にソファーに座っていたものから、椅子に変更になりベッキーと村上が椅子の左側に作られた司会席で立って進行するようになった。また宮崎の位置が左端から右端に変更された。まとめると、という具合である。2013年10月22日、ゴールデン進出後100回目の放送達成。2013年10月期に前座番組が『そうだ旅(どっか)に行こう。』になった頃から2時間SPを放送するの割合が増えていき、2014年7月22日放送分から2015年1月20日放送分まで全て2時間SPで放送されていた。その後再び2時間SPを放送する割合が増えていき、2015年7月28日放送分より全て2時間以上のSPで放送されている。2015年12月29日放送分は番組初の3時間SPを放送(17:55 - 20:54)。2012年秋改編から不定期に放送されている企画。番組スタッフが直接取材に出向き、その国の政治・風土・文化を詳しく掘り下げて紹介する。お決まりとして日本の製品や食文化等を模倣した『間違い日本製品』や『間違い日本食』、世界ナゼそこに?日本人 〜知られざる波瀾万丈伝〜のようにその土地に移住した人、その国では英雄、偉人として敬われた日本人を紹介する。テレビ東京の番組スタッフが現地テレビ局から取材を受けることもあり、現地テレビ局のニュース番組において、テレビ東京の取材スタッフを『日本最大のテレビ局、テレビ東京の社長』や『関ジャニ∞が来訪』と報道した国もある。「エリトリア」の特集ではベッキーが、日本の取材は「NHKスペシャルでしか放送したことがない」と紹介した。中毒グルメシリーズは番組開始当初からの企画。一度食べたら(行ったら)やみつきになる飲食店を紹介。B級グルメシリーズは、通常放送では関東の鉄道沿線各線を代表した1店を紹介、スペシャルでは全国各都道府県を代表した1店を紹介する。料理の質量ともに十分なのに100円で提供する『100円グルメ』、異様なサービスや店主、店の建物等を紹介する『変なレストラン』、いわゆる「デカ盛り」を良心的な価格で提供する『デカ盛グルメ』の企画がある。ビジネスで成功を収めた(巨万の富を得た)セレブを深く掘り下げて紹介する番組開始当初からの企画。出演者本人が所有する高級外車に乗って現れるシーンから始まり、その後自宅や所有する高級品等を紹介し、最後に職業と成功のいきさつを紹介する。自宅については出演者のプライバシー・セキュリティの都合上モザイクがかけられる場合がある。本番組の次に放送される「開運!なんでも鑑定団」のレギュラー出演者である北原照久もこのコーナーで紹介された。世界各国から集められた事件・事故の瞬間など衝撃映像を放送。また回によっては韓国等で放送されたTV番組の一部を放送することもある。一般常識や雑学問題(例:銀行と信用金庫の違いは何?など)を街頭インタビューで一般人に出題し、解答してもらう。出題後スタジオ出演者1名が解答、街頭インタビューでの誤答率と代表的な誤答例を紹介し、専門家等が正答発表と解説を行う。なお商品の製造方法に関する問題の際は、正答発表時に工場での製造過程を紹介することがある。体重が100kg以上の番組AD・ディレクターの4名が、全国各地の飲食店やご当地スーパー、道の駅などで販売されている名産品(主に食べ物)を取材する。ほか初期は常設ではないがゲスト枠があった。第3回での国生さゆりが事実上の最初のゲストで、以降は大久保佳代子や西川史子などが出演した。ゲスト枠廃止後もPRのために竹内力やテレビ東京のアナウンサーユニット「ピンポン7」が出演したことがある。また、相内アナ不在時には番組とゆかりのある者が代理を務めている。ゴールデン進出後は毎回1-2人のゲストを迎えているが数が多いためここでは割愛する。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、2011年1月25日の沖縄県南大東島のサトウキビ農家を紹介した放送回で、年収が1000万円以上ある農家が150人から200人いることや沖縄本島にビバリーヒルズのような豪華な別荘を所有しているなど事実に反する放送が行われたとして、同年6月10日に審議入りすることを決定した。この放送内容については、南大東村の村長が「偏見に基づいた、誤解を招く内容」としてテレビ東京に抗議し、6月7日の放送でテレビ東京は謝罪した。9月27日、放送倫理検証委員会は、「事実を正確に伝えず、楽をしてお金を稼げる仕事であるかのような誤った認識に視聴者を導いた」、「多くのサトウキビ農家への偏見を煽る結果を招いた」などとした意見を公表した。
出典:wikipedia
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