JR東海エクスプレス・カード(ジェイアールとうかいエクスプレス・カード)は、東海旅客鉄道(JR東海)の提携カード(クレジットカード)である。以下、「JR東海エクスプレス・カード」を単に「カード」と表記している箇所がある。1989年(平成元年)6月1日にセントラルファイナンス(現:セディナ。以下「CF」と表記)において発行を開始。当初はJR東海と関係した一部加盟店でのみ利用可能な、ハウスカード形態を取っていた(#ハウスカードも参照)。2001年(平成13年)9月3日、エクスプレス・カード会員を対象としたエクスプレス予約が開始され、東海道新幹線のコンコースを中心として会員の募集勧誘が積極的に行われるようになる。2004年(平成16年)4月には、JR東海みどりの窓口での国際ブランド付帯クレジットカードの取扱を開始(利用開放)すると同時に、VISA/マスターカード/JCBの国際クレジットブランド(以下「国際ブランド」)搭載のCF(現:セディナCF)提携カード版にリニューアルした、個人向けカードの新規発行・募集が開始された。また、2008年(平成20年)3月よりEX-ICサービスが開始されている。主に東海道新幹線を通勤(FREX)・出張で頻繁に利用する法人客をメインターゲットとしており、そのために個人会員よりも法人会員に対するサービスの充実感が高いクレジットカードでもある。ビューカードや東急カードなどの鉄道会社系カードとは異なり、系列の駅ビル等で優遇サービスを受けられるものを前面に出したカードは募集されていないが、東京駅一番街・キュービックプラザ新横浜・アソシアホテルズ&リゾーツにおいては、本カード利用者向けの特典を用意している。なお、JR東海グループのジェイアール名古屋タカシマヤは、高島屋クレジット及びクレディセゾンと提携した別種のカードを発行しており、こちらはJR東海関連の機能を持たない。東海道新幹線及び西日本旅客鉄道(JR西日本)の山陽新幹線の予約サービスであるエクスプレス予約を利用する事が出来る。EX-ICカード又は東日本旅客鉄道(JR東日本)のモバイルSuica(EASYモバイルSuicaを除く)を利用する事によって、e特急券での利用に加えて、EX-ICサービスでも利用する事が出来る。EX-ICカードで利用する場合は、JR東海のTOICAの機能を付加した「TOICA機能付き」(2009年12月5日発行開始)および「TOICA機能なし」から選ぶ事が出来る。かつては会員専用電話予約センターがあり、オペレータを介してJR全線の指定席券を予約し、乗車日に駅の発券機で指定席券の発券を受けることができるサービスがあったが、2006年(平成18年)8月31日でこのサービスは廃止された。セディナ(CF)がJR東海と提携し発行する。国際ブランドはマスターカード・JCB・VISAから選択が可能。年会費は1,000円(税抜)。IC乗車券の内、JR東日本のモバイルSuica及びJR西日本の SMART ICOCA には国際ブランドでの決済でそれぞれチャージする事が出来るが、JR東海のTOICA(EX-ICカード(TOICA機能付き)を含む)へはチャージする事が出来ない(JR東海エクスプレス・カード以外のクレジットカードも同様)。ただし、本カードにはキャッシング機能があるため、ATMで現金を借り入れた上でのチャージは可能である。非接触決済は、別途申込により『セディナ iD』及び「セディナ QUICPay」に対応している。別途申込により家族カードやETCカード(名称はプロバーカードと同じセディナETCカード)も発行している。現行の個人用が発行される以前は、国際ブランドと提携していないクレジットカード(いわゆるハウスカード)が発行されていた。現在は、現行の個人用への切替を受け付けている。などセディナがJR東海と提携し発行する個人用の一種である。年会費は2,000円(税抜)であり、「JR東海エクスプレス・カード」の個人用より高い。JR東海が展開する京都観光キャンペーンである「そうだ 京都、行こう。」に連動している。京都市内の協力店舗での優待や、会員限定イベントへの参加資格などの特典がある。個人用と異なり、国際ブランドと提携していないため、利用はエクスプレス予約及び当カードの加盟店(JR東海のきっぷうりば、ジェイアール東海ツアーズ、JR西日本のみどりの窓口・みどりの券売機(5489サービスを除く)、モバイルSuicaの決済など)に限られる。2016年3月31日限りで新規申込を停止したが、入会者は引き続き利用可能である。エクスプレス予約を法人や部署単位で利用するためのカードである。利用代金は法人又は部署単位での一括決済となる。最も基本的な法人用カードである。基本的な機能は個人用と同等ではあるが#ハウスカードであり、エクスプレス予約及び当カードの加盟店に限られる。契約形態により、エクスプレス予約のみ利用できるタイプや、法人と取引している旅行代理店経由で請求されるタイプがある。なお、当初は個人用同様セントラルファイナンス(後のセディナ)の発行のみだったが。2013年頃からJCB発行のものもある。ジェーシービー(JCB)、三井住友カード、三菱UFJニコス、クレディセゾン(UC)、TS CUBICの法人カード(ビジネスカード・コーポレートカード)に、エクスプレス予約のみを加えたもの。JR東海エクスプレス・カード(ビジネス)と異なり、各カード会社によるVISA、MasterCard又はJCBの各国際ブランドから選ぶ事が出来る。ビジネス向け、それも大企業対象であることから、個人用には存在しないゴールドカードも発行されており、提携先によってはJR西日本の窓口でもエクスプレス予約の払い戻しを取り扱っている。可能なものは券面印字の有無(「海C」印字無し、現金券扱い)や、エクスプレス予約ご利用票(受取明細)の記述(「兼領収書」の記載無し)で識別できる。
出典:wikipedia
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