九三式十三粍機関砲(きゅうさんしきじゅうさんみりきかんほう)は、1933年に日本陸軍が開発し制式採用された機関砲の事。陸軍の規定では口径12.7 mm未満は機関銃、12.7 mm以上が機関砲となっていた。ちなみに日本海軍は口径に関係なく全て機関銃または機銃と呼んでいた。九二式重装甲車に搭載されていた九二式車載十三粍機関砲が原型で、地上での防御兼対空用に開発された。なお、九二式重機関銃が原型とされている場合もある。両者は共にに分類されるものである。原型銃と異なり、ピストル型の銃把と直線に近い銃床が着き、従来の重機関銃と比べて対空用に使用した際に安定度が向上した。口径が大きく装甲の薄い戦闘車両にも威力を発揮した。当初は単装三脚式銃架のみであったが、銃床を外して引鉄部分に改造を施し二連装射台型固定式銃架も製造される様になった。後には大日本帝國海軍も艦艇と要地防御用に装備した。弾薬は13.2x96mmを用い、九二式車載十三粍機関砲やと共用できた。といった説明と共に紹介される事も多い本銃であるが、実際は陸軍が準制式採用したホ式十三粍高射機関砲の単装・要地防御型の形態、或いは海軍の陸上基地に配置されていた後述の九三式十三粍機銃の同形態を陸軍の制式採用銃として誤認したものである。ホ式十三粍高射機関砲は海軍にも制式採用されており、海軍では九三式十三粍機銃(重機関銃、ではない)という名称で国産化も行われた事から、より混同・誤認が広まった。その為、使用弾薬の説明も「九二式車載十三粍機関砲と共用可」とされている場合や、海軍の弾薬である「九三式実包を用いた」とされる場合もある。上記の兵器としての概要そのものは概ね正しいものの、陸軍ではホ式十三粍高射機関砲は準制式の輸入品の地位に留まり、制式採用・国産化には至らなかった事から、陸軍の兵器としての九三式十三粍重機関銃なる銃は存在しない事に留意されたい。第二次世界大戦期に使用された大口径重機関銃
出典:wikipedia
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