ディアーヌ("Dyane" )は、フランスの自動車メーカー、シトロエンが1967年から1983年まで製造、販売した小型乗用車に分類される乗用車である。アカディアーヌという商用車種も生産された。1967年、シトロエンの代表作でもある2CVの後継の大衆車として発表された。2CVの対抗車種として1961年にルノーが発売したルノー・4に対抗するための車種であった。同社のアミともメカニズムの多くを共有するが、アミは上級車、ディアーヌは2CVを近代化したベーシックカーという位置付けである。1955年からシトロエン傘下となっていたパナールに居た設計者(デザイナー)のルイ・ビオニエ(Louis Bioner)によるスタイリングである。シャシやエンジン(水平対向2気筒・空冷)、トランスミッションなどは2CVと共有した。しかし、発表からすでに18年経過した2CVの人気は衰えを知らず、ディアーヌは不幸にも2CVよりも早く生産を終了した。およそ140万台が生産された。ベーシックカーの刷新を図るもその根強い人気に対して、後継車が定着せず先に生産を終えるという例は、ミニとメトロ、ビートルとタイプ3やタイプ4でも見られる。上で述べたように、当時の2CV人気には計り知れないものがあり、その影でディアーヌの存在意義は広く理解されることはなかった。それゆえ、当時はもちろん、現在でも旧車のミーティング以外でディアーヌを見かけることは稀である。
出典:wikipedia
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