後方照応（こうほうしょうおう、cataphora）とは、言語学で、談話（discourse）において、後ろにある表現で同じ対象を指す（同一指向 ）表現のこと。つまり、後に述べられる表現が、その前にある表現を言及するか表現する。この談話の中で、前にある「ぴったりの道具」が指している対象は「デジタルカメラ」で、これは同一のものである。後方照応は内部（文脈）照応（）の一種で、前方照応と逆のものである。後方照応は修辞的効果のために使われることが多い。サスペンスを構築し、説明を与えることができる。後方照応は文中の従属節の中に使われることもある。後方照応は名前に先立って説明するのにも使われる。

出典:wikipedia