誓願(せいがん、, プラニダーナ)とは、大乗仏教において、仏道を志すものが願いを成就させるという誓いを立てること。菩薩が一切衆生を救済するという願いと誓いを立て、願いが叶うまでは自分が涅槃には赴かないとする。大乗仏教徒によって強調された。また阿弥陀仏の本願も誓願と同じ。四弘誓願(しぐせいがん)とは、菩薩が仏道を求めるとき、最初に立てる四つの誓願のこと。菩薩が普遍的に追求すべきものであるとされているため、全ての菩薩の共通の誓願である。上求菩提・下化衆生(上の如来に菩提を求め・下の衆生を化益する)の願は、この四弘誓願をもって要制するという。この原型は「心地観経」功徳荘厳品に説かれているが、このようにはっきりと形になったのは、天台宗の祖・智顗の「摩訶止観」10下である。日本仏教のほとんどの宗派の在家檀信徒が日常読経すべきものとされている。なお、煩悩無量誓願断を煩悩無尽誓願断、法門無尽誓願智を法門無量誓願学とするなど、宗派によって多少の語句の違いがある。また下記の通り、もう一義があり、場合によってはこれを四弘誓願ということもある。ただし、禅系の三宗(曹洞宗・臨済宗・黄檗宗)では、台詞が違うことに注意する必要がある。次の四弘誓願(しくせいがん)になっている:禅学大辞典編纂所編『禅学大辞典』(大修館、1978年)424頁。
出典:wikipedia
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