珪孔雀石(けいくじゃくせき、chrysocolla、クリソコラ)とは、ケイ酸塩鉱物の一種。孔雀石(Cu(CO)(OH))の炭酸がフィロケイ酸に置き換わったような組成であり、孔雀石と同時に産出されることも多い。ただし、孔雀石と違って塩酸では発泡しない点から区別できる。語源はギリシャ語で「金のはんだ」を意味するが、この鉱石が用いられたとは思えないことから、何か別の物と混同されたと考えられている。化学組成は(Cu,Al)HSiO(OH)·nHO。モース硬度は2.5~3.5で不純物として含まれるケイ素の量が多いほど硬度は高くなる。比重は1.9~2.4。結晶構造は基本的には非晶質だが、X線解析により単斜晶系と判明している。主な産出地は、イギリス、ロシア連邦、イスラエル、コンゴ民主共和国、日本、アメリカ合衆国、チリなど。銅を含む鉱物が風化することによって生成するため、銅鉱床付近で産出される。宝石としてはモース硬度が低く扱いにくい。そのため、宝石として使う場合は樹脂を浸透させるなどの処置が必要となる。また、樹脂の代わりに石英が浸透したものはジェムシリカと呼ばれている。工業的には銅資源として利用される。宝石としては、樹脂を浸透させたビーズを使い、ブレスレットなどに加工される。また、石英が浸透したジェムシリカはアメリカで人気が高く、ルースとして宝飾用に使われる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。