志摩マリンランド(しまマリンランド)は、三重県志摩市の賢島にある水族館。近鉄グループの一員。「マンボウの泳ぐ水族館」を標榜している。海女による餌付け実演やペンギンに触れることのできる催しを開催している。施設は水族館本館と、古代水族館があり、シーラカンスなどの古代魚の化石をはじめ、カブトガニやオウムガイなどの生きている化石も展示しており、化石に触れることもできる。館内での展示・飼育以外にも、ともやま公園で磯観察会を開催するなど、館外活動も行っている。近鉄グループにおける志摩観光の拠点の一つで、1970年3月に開館。親会社である近畿日本鉄道が同年、大阪万博の開催に合わせて大阪難波-賢島間の直通運転を開始するにあたり観光客誘致のために、また近鉄が創業60周年を迎えることから、その記念事業の一つとして志摩線終点の賢島に設置した。貴重な生物の飼育にも積極的である。例えば、ホシエイ飼育の世界記録(28年16日=10,243日)を保持している。また、今上天皇・皇后をはじめ皇族が来館したこともある。周辺海域でマンボウの水揚げが多いことから、1981年(昭和56年)よりマンボウの飼育を開始した。2009年(平成21年)11月、志摩マリンランドで飼育されているフンボルトペンギンの「志摩ちゃん」が賢島駅の特別駅長に就任した。2013年(平成25年)には背びれ下の背中に「寿」の旧字体「壽」とも読める模様があるカンパチが入館者に発見され、探偵!ナイトスクープで放送された。このカンパチは2014年(平成26年)6月3日に死亡した。2016年(平成28年)3月1日、改装工事を終えてリニューアルオープンした。同工事では、クラゲコーナーに発光ダイオード(LED)照明の円柱形の水槽を新設したほか、駐車場の舗装の張り替えや、日本で捕獲された最大級のマンボウとほぼ同じサイズの繊維強化プラスチック(FRP)製のマンボウモニュメントの設置などが行われた。2011年(平成23年)9月に、賢島(かしこじま)の地名にちなみ、賢島神社(かしこいしまじんじゃ)がマリンランド内に設置された。同社は職員が手作りした木製社殿の中に450Lの水槽を置き、「学力が上向きになるように」との意味合いを込め、頭を上にして泳ぐアオギハゼ50匹とオオウミウマ(タツノオトシゴ類)10匹を「神体」として祀っている。学力向上や合格祈願、運気上昇などに利益があるとされる。祭神は八意思兼神で水神も合わせて祀る。参拝者が投じた賽銭は日本動物園水族館協会の野生動物保護基金に寄託される。2014年12月22日には、学業成就を祈願する神事が行われ、地元の神明神社の宮司が祝詞を奏上し、職員が玉串を奉納した。など近鉄グループの観光施設が多い。
出典:wikipedia
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