上三宮駅（かみさんみやえき）は、福島県喜多方市にあった日本国有鉄道（国鉄）日中線の駅（廃駅）である。日中線の廃止にともない、1984年（昭和59年）に廃止された。単式ホーム1面1線の地上駅であった。また、貨物扱い時代の名残として、喜多方側に側線1本を有した。日中線の各駅は、開業時には全て有人駅であり、各駅とも重厚な駅舎が存在したが、当駅のみ廃止直前の駅舎は簡易な木造駅舎であった。地元の古老によれば、昭和40年代に当駅でボヤがあり、駅舎が半焼したため建て替えられたとのことである。この駅の駅舎も無人化後はかなり荒廃した状態であった。駅舎は撤去され、構内跡地は県道335号として整備されている。駅前通りは広くなったが現存している。旧上三宮駅手前に架かっていた押切川橋梁は県道335号の願成寺橋として架け替えられた。

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