アメリカ合衆国憲法修正第23条(アメリカがっしゅうこくけんぽうしゅうせいだい23じょう、英:Twenty-third Amendment to the United States Constitution、あるいはAmendment XXIII)は、アメリカ合衆国のコロンビア特別区について、アメリカ合衆国大統領と副大統領を選ぶ選挙人を選出することを認めている。この修正条項は1960年6月17日にアメリカ合衆国議会によって提案され、1961年3月29日に必要とされる数の州によって批准され、成立した。1960年時点で、コロンビア特別区は全米50州のうち13州より多い人口を抱えていた。しかし、アメリカ合衆国大統領選挙の選挙人を選ぶ権限が無かった。この問題がこの修正条項で提起された。コロンビア特別区は、現在アメリカ合衆国議会が指示する方法で、州の人口に応じた数の選挙人を選出できるが、各州は選挙人だけでなく、アメリカ合衆国議会に上院議員と下院議員を選出できる。しかし、コロンビア特別区は、一番人口の少ない州の選挙人の数を越えて選挙人を選ぶことは如何なる場合も許されない。ワイオミング州が人口の最小州(2000年の国勢調査では50万人に満たない)であり、3名の選挙人を選べるだけなので、コロンビア特別区は現在最大3名の選挙人を選べるように制限されている。1964年から1980年までの大統領選挙では、コロンビア特別区の人口を元に計算すると4人の選挙人を持てるはずだったが、修正条項の制限によってそれが1人少ない割り当てになり、1980年の国勢調査によるコロンビア特別区と他の州の人口によって、現在では3人の選挙人を持つということになっている。この修正条項はコロンビア特別区を州とするものではなく、アメリカ合衆国議会での代表権も認めていない。1978年、議会はコロンビア特別区に選挙人、下院議員、上院議員を選ばせ、州と同様に修正過程(憲法第5条)に参加させるという憲法修正条項を提案した。しかしこの修正条項は1985年の成立期限までに必要とされる4分の3の州によって批准されず、成立しなかった。アメリカ合衆国議会は修正第23条を1960年6月17日に提案した。続いて次の州が批准した。批准は4分の3の州の批准により1961年3月29日に完了した。この修正条項は後に次の州によっても批准された。この修正条項は次の州によって拒絶された。
出典:wikipedia
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