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シラヌヒ

シラヌヒ(不知火)は、ミカン科ミカン属の柑橘類のひとつ、「清見」と「ポンカン」の交配により作られた品種である。日本における2010年の収穫量は42,440 トンであり、熊本県、愛媛県、和歌山県、広島県、佐賀県の5県で全国の生産量の8割を占める。1972年、長崎県南高来郡口之津町(現・南島原市)にある農林水産省果樹試験場口之津支場(現・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究口之津拠点で、「清見(きよみ)」タンゴールと中野3号「ポンカン」を交配して誕生した。果形は果梗部にデコが現われやすく不揃いになりやすく、果皮は見た目が粗く成熟するとややくすんでしなびるなど、外見上の弱点が目立ち育成試験場では選抜対象とはならず品種登録はされなかった。その後、熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市)に伝わり、品種名を「不知火」として栽培の取り組みが始まった。古くから甘夏の産地として知られていた不知火町および周辺地域では1975年頃から甘夏に代わる柑橘を模索していたという事情も重なって、不知火海(八代海)沿岸の宇土半島、天草諸島、葦北地方などを中心に広がり、その後、鹿児島県、愛媛県(八幡浜市、伊方町、松山市など)や広島県、佐賀県、和歌山県、静岡県等の全国へと普及していった。なお、同じものが韓国の済州島へ渡って特産品となり、漢拏峰(ハルラボン)という名前で生産されている。流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標であり、全国の柑橘関係農協県連合会を通じて出荷された不知火のうち、高品質を保つ一定の基準(糖度13度以上、酸度1度以下)をクリアしたものだけがその名を使用することができる。よって、生産者個人での販売や柑橘関係農協県連合会を経由しない販売についてはデコポンの名称は使用できない。全国統一糖酸品質基準を持つ日本で唯一の果物の登録商標である。1991年から不知火の中で糖度13度以上のものを選択して「デコポン」の名称で商品化・出荷が開始された。歪な外見上の特徴を逆にセールスポイントにしようとして命名されている。1993年7月には熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)が出願していた「デコポン」「DEKOPON」の登録商標が認可された(種苗登録はされていない)。熊本果実連は初出荷日の3月1日を「デコポンの日」として制定し、日本記念日協会に登録された。初冬から翌春にかけて旬を迎える。熊本県では主に宇城、芦北、天草地域の沿岸部で、温暖な気候を利用して栽培されている。加温ハウス栽培されたものが、12月 - 翌1月、雨除け栽培ものが2月 - 3月、露地栽培されたものが3月中旬 - 4月一杯まで出荷される。その後も、低温貯蔵されたものが6月上旬まで出荷される。実の外見上の凸が特徴であるが、凸のあるなしは味や品質に関係ない。果皮は厚いが剥き易く、じょうのう膜も薄く袋のまま食べられ種もほとんど無い。日持ちも良く、糖度が高く、食味にも優れる事から市場や消費者の支持を得て、価格が低迷していた甘夏、ハッサク等に代わる有望な中晩生柑橘として、平成以降急速に栽培面積が増加した。収穫したての露地物で酸味の強いものは、貯蔵させて酸味を取ることがある。ケーキ・菓子や、加工してジュース・ジャム・果実酒としても利用される。「シラヌヒ」や「はるみ」で行われる剪定方法として、小田原市の浦井貫之が考案した「早川式坊主枝剪定」が知られている。整枝は開心自然形を基本とするが、主枝を途中で切り返し20〜30cmを坊主枝にすることにより、結果枝を除去し、発育枝を発生させ樹勢の低下を防ぐのと同時に亜主枝上の二年枝を予備枝に設定し樹勢維持を図る。神奈川県で普及をしている。「西之香」に「シラヌヒ」を交配して育成された品種に「甘平」があり、「シラヌヒ」の珠心胚実生の中から選抜育成された品種に、「安芸の輝き」「肥の豊」「佐賀果試34号」がある。また、「シラヌヒ」の枝変わりとして「大将季」が、変異株として「陽のかおり」「愛の香」がある。

出典:wikipedia

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