『ぼくとママの黄色い自転車』(ぼくとママのきいろいじてんしゃ)は、2008年(平成20年)製作、2009年(平成21年)8月22日公開の日本映画である。ロケ地は小豆島ほかである。2008年(平成20年)7月12日 - 19日、香川県の小豆島でロケーション撮影を行い、19日の夜に同県の県庁所在地高松市内のホテルで、河野圭太監督、夫婦を演じる鈴木京香、阿部サダヲが記者会見を行なった。小豆島でのロケ地は、小豆島オリーブ公園、寒霞渓、銚子渓、銀波浦のエンジェルロードなど約10か所で行われた。同年8月中旬にクランクアップした。主人公一家の住居は、阿部の演じる父親が建築家の設定のため、横浜市内にある増田政一設計による個人宅で行われた。主人公の少年を演じる武井証は、『いま、会いにゆきます』の映画版(監督土井裕泰、2004年)、テレビドラマ版(演出平野俊一ほか、2005年)の両方で主人公夫妻の一人息子という同じ役を演じて注目され、特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』(2009年)の第28話・第29話での岡村マサヒコ役や、映画『BALLAD 名もなき恋のうた』(監督山崎貴、2009年)にも出演、野原しんのすけに相当する川上真一役を演じている。阿部サダヲは、ハリウッドチャンネルのインタビューに答え、実生活でも夫であり父である阿部は、家族の話や父親役をやりたいと考えていた時期に、父親役のオファーを受けたことがうれしかった、とのとの旨のコメントをしている。鈴木京香は、産経新聞のインタビューに答え、本作の役柄については、『アイリス』(監督リチャード・エアー、2001年)が好きであることもあり、実例についてリサーチをして取り組んだが、なによりも大切なのは「子を思う母の気持ち」だと思って演じた、との旨のコメントをしている。少年と旅をする犬のアンは、ジャック・ラッセル・テリアである。2009年(平成21年)3月15日、小豆島・土庄町中央公民館での「オリーブ百年祭」閉会式後に、同地での披露試写会が行われた。同年6月10日、主題歌「抱きしめて」を収録したさだまさしのオリジナルアルバム『美しい朝』がリリースされ、オリコンチャート初登場で第9位(2009年6月第3週)にランクインした。同年8月22日、東京・新宿の新宿バルト9ほかで全国公開された。芸術文化振興基金助成事業、文部科学省選定(少年向、家庭向)、東京都青少年健全育成審議会推奨作品である。本編のDVDが2010年1月21日発売。大志は、父と2人暮らしの小学3年生。物心ついたころから母が「留学でパリのデザイン学校に通っている」と聞かされて育ってきた。そんな母との絆は、週1度のパリからの手紙でのやりとりと、黄色い自転車のみ。しかし、ある日のふとしたことから手にした写真から、パリにいるはずの母が瀬戸内海に浮かぶ離島・小豆島にいるかもしれないと思うようになる。大志は父には内緒で、黄色い自転車に乗り、愛犬のアンと共に小豆島を目指して旅立つ。
出典:wikipedia
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