ハンブルク級駆逐艦 () は、西ドイツ海軍の駆逐艦。101型駆逐艦()とも呼ばれる。1955年、西ドイツは再軍備を開始し、ドイツ連邦軍を編成した。本級は、西ドイツ初の国産駆逐艦として、新生ドイツ海軍の洋上兵力の基幹を為すものとして計画された。本級の整備計画は"駆逐艦55"()として進められ、12隻の整備が計画されていた。ただし、財政上の問題によって、最終的には4隻が建造されたのみに留まった。建造はH・C・ストラッケン社ハンブルク造船所で行なわれた。本級は当初、対潜戦を主眼とするものとして開発された。その後、1975年から1977年にかけて、101A近代化改修が行われた。この改修の内容は下記の通りであった。なおPALIS()戦術情報処理装置は、元来はティーガー級ミサイル艇(148型)向けに開発されたものであり、海軍戦術情報システムに準じてリンク 11の運用能力を有しているが、同時期の日本のOYQ-3と同様、武器管制とは連接されなかった。電子計算機としてはAN/UYK-20 1基を、コンソールとしてはサンダースMk.95が用いられていた。なおこの改修に伴って、当初は開放式であった艦橋が閉鎖式に変更されており、外見上の特徴となっている。また1980年代末には、さらに戦術情報処理装置・電子戦装置の更新とRAM近接防空ミサイルの搭載を主眼とした101B改修が計画された。これらは1990年代後半に竣工する予定であったが、改修第1号とされた「ヘッセン」は改修途上で退役となった。また他の艦の改修についても費用対効果を考慮して断念され、1994年までに全艦が運用を終了した。ハンブルク級駆逐艦は4隻とも、1965年4月1日にヴィルヘルムスハーフェンにて編成された第2駆逐艦戦隊()に配備された。第2駆逐艦戦隊は1994年9月27日に解隊されたが、その伝統は1994年9月28日に編成された第6フリゲート戦隊(:ブランデンブルク級フリゲートが配備されていたが、2006年1月に解隊)が引き継いだ。
出典:wikipedia
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