熊野尾鷲道路(くまのおわせどうろ、)は、三重県尾鷲市南浦の尾鷲南インターチェンジ(IC)から、同県熊野市大泊町の熊野大泊ICへ至る延長18.6kmの自動車専用道路である。近畿自動車道紀勢線に並行する国道42号の自動車専用道路として整備される。ここでは、三重県尾鷲市坂場西町の尾鷲北ICから同県尾鷲市南浦の尾鷲南ICへ至る延長5.4kmの自動車専用道路である熊野尾鷲道路(II期)についても記述する。尾鷲市と熊野市を結ぶ国道42号と国道311号は雨の多い山間部を通り、土砂災害が発生しやすい構造であるため雨量規制区間が設けられている。大雨などにより通行規制や道路決壊が発生しその度に長時間交通が寸断され、物流や救急搬送に影響を及ぼしてきた。このため、高規格幹線道路として設計されている当道路は異常気象時や災害時などの代替路線として期待されている。2008年4月20日に尾鷲南IC - 三木里ICが開通。伊勢神宮式年遷宮に間に合わせる形で、2013年9月29日に三木里IC - 熊野大泊IC間が開通。賀田ICについては開通時には尾鷲方面出入口のみのハーフインターチェンジとして供用を開始したが、2014年3月30日に熊野方面出入口も供用開始した。尾鷲南IC - 熊野大泊IC間の開通により、国道42号の矢ノ川峠と佐田坂を回避できるようになり、尾鷲市と熊野市間のアクセスが向上した。なお、2012年度には尾鷲北IC - 尾鷲南IC間(熊野尾鷲道路(II期))が事業化された。設計速度は80km/hであるが暫定2車線であるため70km/h以下に制限されている。国道311号から三木里ICへのアクセス道路である三重県道159号三木里インター線の整備が搬入土砂問題で2008年の三木里ICの開通に間に合わなかったため、未開通区間を迂回する林道を片側交互通行により暫定的に使用することになり、当初は熊野尾鷲道路開通の効果があまり出ていなかった。三木里IC開通から約4年8ヵ月遅れの2012年12月に三木里インター線が全線供用を開始し、これに伴い三木里インター線が雨量規制区間から除外され、尾鷲市街から三木里地区まで雨量規制区間を通る事なく行き来する事が可能となった。現在熊野尾鷲道路には休憩施設は設けられていないが、尾鷲南IC附近に道の駅が計画されている。また、熊野新鹿ICに道の駅熊野きのくにが移転される事も計画されていたが、建設途中で計画が頓挫したため、実現には至っていない。24時間交通量(台) 道路交通センサス
出典:wikipedia
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