ナバラ (NAVARA) は、日産自動車の小型商用車であり、1986年1月にオーストラリア市場に登場した9代目・日産・ダットサントラックに付けられた輸出向けの車名で、後にヨーロッパやアジア向け車両にも使用されている。オーストラリアでは8代目ダットサントラックである720型までNISSAN 720と形式名のままで販売されていたが、9代目にモデルチェンジしたのを機に新たにNAVARAの車名が与えられた。1986年1月オーストラリア市場に登場。シングルキャブ、キングキャブ、ダブルキャブの3種のボディを展開。エンジンは全て直列4気筒でガソリン2種、ディーゼル1種が用意された。日本市場に遅れること約3ヶ月、1997年4月オーストラリアでもD22型が登場。先代に続きシングルキャブ、キングキャブ、ダブルキャブの3種のボディを展開。エンジンは直列4気筒ガソリンが1種と、直4ディーゼル2種を用意。2002年1月にヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパーなどが新意匠となる。2005年12月スペインおよびタイから輸入されるD40型がオーストラリア市場に登場。D22型に比べてボディサイズや価格が1クラス上昇したためD22型も継続販売される。D23型は2014年6月11日、タイ・バンコクにて発表。いすゞ・D-MAXやマツダ・BT-50、トヨタ・ハイラックス等が競合車となる。開発には日産ライトトラックが関わっている。従来販売されてきたD22型やD40型については国や地域で名称にバラツキがあった(ナバラ・フロンティア・NP300ハードボディ 等)が、今回のD23型では全世界共通で車名の頭に「NP300」が冠される。ボディタイプはシングルキャブ、キングキャブ、ダブルキャブの三種類。外観は日産の最近のデザインモチーフである「Vモーション」を採用した。エンジンはディーゼルエンジン(YD25DDTi, YS23)と、ガソリンエンジン(QR25DE)を搭載。トランスミッションは6M/T及び7A/Tが用意される。生産はタイの他、メキシコ、スペイン、アルゼンチンで行われ、180ヶ国以上で販売予定としている。なお、オーストラリアなど一部の国では、先代となるD22型やD40型(またはこのいずれか)が本車種の導入後も継続販売されている。アルゼンチンにおいても2018年に本車種の生産が開始されるが、この際『アーキテクチャの一部を共有しながら』ルノーやメルセデス・ベンツ向けの新型ピックアップも合わせて生産されるとしている。

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