『Close 2U 〜最後の夏休み〜』(- さいごのなつやすみ)は2000年6月16日にスタジオミルクが製作した赤ちゃん倶楽部ブランドのアダルトゲームである。本作は、同人ソフトとして発売されたものを商業版へとリメイクしたものである。同人版のボリュームは小さかったため、商業版へのリメイクにあたって、同人版続編として予定していたガジェットを繰り上げて盛り込んだ形となっている。同人版が初のCD-ROM作品だったという経緯もあり、製品版もシステムに粗の目立つ部分も多い。本作のシナリオエンジンAkane4を発展させた「ransel(ランドセル)」は、吉里吉里を使用するまで後続ブランドで継続して使用されており、後発作品に影響を与える作品となっている。ゲーム開始時に双子の2人のいずれかをプレイヤーキャラクターとして選択することができる。選択によって仲良くなれる女の子が限定される。なお、立ち絵やマップ移動システム(後述)上でのキャラクター表示はアニメ絵だが、背景は実写取り込みとなっている。サーフィンのプロを目指す双子の兄弟、涼と毅。今年は最後の夏休み。ただ夢を追いかけるだけじゃなく、何か想い出を作ろうと思った。明音島を舞台とした俺たちだけの物語が始まる。ゲームパートは大きく2つに分かれる。「マップ移動システム」を使用した日中の行動パートと、通常のアドベンチャーパートである。前述のマップ移動システムをはじめとして、以下のようにゲームシステムには粗が目立つ点が多く見られた。これらの点は、苺みるくの『たんぽぽ 〜Everything Nice〜』では解消されている。夢崎あずさはシングルを2枚出している設定となっている。ボイスは割り当てられておらず、流れる曲もカラオケであるが、作中で歌詞が示されている。同人版は本作の元となったゲームで1998年の夏コミで発売されていた。仲良くなれるキャラクターは「上条由香(今居由香)」「河合春菜(活澤春菜)」「牧優子(宮群優子)」「南潤子(巌潤子)」の4人(括弧内の名前は、前作同人ソフトでの予告資料に記されていた名前)であった。これらの名前は当時活躍中の声優に由来しているという。商業版では歌に声は当てられていないが、同人版のオープニングテーマソングにはスタッフである苦魔鬼轟丸とみそおでんの学校サークルの後輩による、2人組女の子ユニット「リップクリーム」による声が当てられている。「夢崎あずさ」と「風間鈴音」は同人版続編で予定していたキャラクターであり、サーフィンの要素も同人版続編で予定されていたものであった。また、同人版続編では「麗(れい)」というキャラクターも登場する予定であったが、商業版に盛り込まれることはなかった。風間鈴音のファンディスクとして「鈴音たんとお風呂」が発売されている。本作は、Close2Uの風間鈴音エンドシナリオの約1年後を舞台としたアドベンチャーゲームであり、選択肢は1箇所のみだが選択ミスを行っても再度選択肢に到達するルートであるため、実質1本道シナリオととなっている。シナリオエンジンにはransel(ランドセル)を使用。Close2Uはセーブポイントが1箇所のみであったが、本作では無制限にセーブ可能となるように改良している。
出典:wikipedia
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