ヘビィ・D! ("Heavy D!") は、SNKの対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する架空の人物。声優は西村寿一。黒人のボクサー。ボクシングの試合中に対戦相手を殺してしまい、試合を組んでもらえなくなった。それが元でボクシング界に嫌気がさしていたときに『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)の招待状が届いた。彼は親友のラッキー・グローバー、そしてフットボールのテレビ中継で見初めたブライアン・バトラーの2人を誘い、3人で「アメリカンスポーツチーム」を結成して『KOF'94』大会(以下『'94』と表記)に出場する。初登場となる『'94』のエンディングでは、戦いの中でしか生きることができない自分がいることに気付き、ラッキーと一緒にストリートファイトに身を投じることを決める。褐色の肌に2mを超える長身と鍛え上げられた肉体をしていて、モヒカン刈りの頭で髭を生やしている。背中にはアメリカの国鳥である白頭鷲のタトゥーが彫られており、これは勝利ポーズで確認できる。必殺技の「ブラストアッパー」や勝利台詞の「器を知れ!」を初め、ゲーム中の声が聞き取りづらく、しばしば空耳の材料にされやすい。勝利台詞については、開発スタッフの間でも『「調子ええ!」「いらっしゃい!」と言っている』という具合に様々な説が飛び交っていたという。「ヘビィ・D!」という名前の元ネタはアメリカに実在するラップ・グループ(ヘヴィ・D&ザ・ボーイズ)とそのリーダー(ヘヴィ・D)の名前だが、「そのままではヤバいので、名前の後ろに『!』を付けた」とのこと。飼っているネコ「プー」の名前は、ヘビィ・D!の担当デザイナーの実際の飼い猫の名前から拝借したものであるという。『'94』から4年の時を経て、『KOF'98』(以下『'98』と表記)への登場を果たした。同作での登場キャラクターへの質問の1つである「誰と組みたいか」では「ラッキーとブライアンの2人以外は考えられない」としている。そのため、この2人との同作に設定されているキャラクター同士の相性は良好である。他のチームのキャラクター同士の相性については、鎮元斎との相性が良いほか、マチュア、バイス、おやじチームのメンバー(ハイデルン、タクマ・サカザキ、草薙柴舟)とも相性が良く、彼らに対しても援護攻撃を行う。プレイヤーキャラクターとしての出場作品は『'94』と『'98』(後述の『'98UM』を含む)のみだが、『KOF』での背景カメオ登場は多い上に、『KOF2000』のプレイステーション2版の追加マニアックストライカーとしても登場する。『KOF'95』では、女性格闘家チームのステージ背景に登場しており、ダック・キング、藤堂竜白とともに試合を観戦している。なおダックと竜白の2人は『'98』でのアメリカンスポーツチームのCPU戦専用ステージであるアメリカ埠頭ステージでも試合観戦している。また、ラッキー共々『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』の暴走庵エンディングにも登場する。当時の格闘ゲームのボクサーキャラはカッコ悪く頭が悪そうな奴しかいなかったので、カッコ良いボクサーというコンセプトの元から生まれたとスタッフは語っている。ボクサーであるヘビィ・D!は蹴り技を一切使用しないが、攻撃の動作は速く隙も少ない。低い高度のジャンプ、すばやいフットワーク、高速の突進技を持ち、相手の懐に一瞬で飛び込むことが容易。身体は大柄だがパンチ技しか持たないため、攻撃のリーチは短いものが多い。接近戦に持ち込んで連続技を決める戦法を得意とする。一方で必殺技については技後の隙が大きい傾向があり、使いどころを誤ると手痛い反撃を被りやすい。『'98』では、通常技やバックステップを初め、全体的に機動力が増している。そして必殺技の性能を上げる「シャドー」が追加され、超必殺技「D・クレイジー」が弱攻撃からつながるほど発生が速くなり、総合的には大幅な能力向上を果たした。『'98』のリメイク版『KOF'98 アルティメットマッチ』(以下『'98UM』と表記)では「シャドー」後の必殺技の性能向上が強化されるなど、さらに全体的にパワーアップしている。ザ・キング・オブ・ファイターズ'94
出典:wikipedia
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