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シャルロットとジュール

『シャルロットとジュール』("Charlotte et son Jules")は、1958年製作のフランス映画である。ジャン=リュック・ゴダール監督による3作目の劇映画、4作目の映画作品(短篇映画)である。ジャック・ドゥミ監督の長篇映画『ローラ』(1961年)の併映短篇として劇場公開された。長篇デビュー前のエリック・ロメールとジャン=リュック・ゴダールが、2本ずつ監督したシリーズ全4作の最終作である。本作は、詩人で映画監督のジャン・コクトーに捧げられている。原則的にモノローグで構成されており、ジャン=ポール・ベルモンドのセリフをアフレコで当てているのは、ゴダール監督その人である。アンヌ・コレット演じるシャルロットは始終しかめっつらでジュールたちと話をしているという設定である。アンヌはゴダールの前作『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』に引き続き、「シャルロット」という女の子を演じている。アイロニックで強烈な本作は、ほとんどがひとつの部屋のなかで撮られており、ただいくつかのカットでは、路上に置かれたクルマのなかでシャルロットを待つ彼氏を撮影している。明らかに、来るべきゴダールの長篇第1作『勝手にしやがれ (映画)』の到来を告げている。この部屋等のロケーション撮影は、パリ6区、サンジェルマン大通りの南、リュクサンブール公園の西側を通るレンヌ街()で行われた。本作は現在、「クライテリオン・コレクション」版DVDのゴダール監督作『勝手にしやがれ』に収録されている。ある一台のクルマが、シャルロットの過去の「ジュール」たちの家に彼女を預ける。彼は彼女が戻ってくると信じている。

出典:wikipedia

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