LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

106急行バス

106急行バス(ひゃくろくきゅうこうバス)とは、岩手県盛岡市と、同県宮古市を結ぶ、岩手県北自動車(岩手県北バス)が運行するバス路線の愛称である。主に国道106号を走行することから名づけられたものである。当路線は、1978年(昭和53年)から運行を開始している。2011年(平成23年)3月11日に東日本大震災が発生するまでは、停車停留所の少ない106特急バス、さらに座席指定制の106スーパー特急バスも運行されていたが、現在は106急行バスのみの運行である。岩手県の県庁所在地である盛岡市と、三陸海岸に位置する都市である宮古を結ぶ路線バスの歴史は古く、1913年(大正2年)に盛宮自動車により運行された路線バスに端を発するが、これは岩手県では初の路線バスでもある。また、さらに遡った1906年(明治39年)から乗合馬車の運行が行われており、この区間には古くから一定の流動があったといえる。この路線は、山田線の全通とともに運行廃止となるが、1948年(昭和23年)のアイオン台風で山田線が不通になると、3年間にわたりバス代行輸送が行われた。このバス代行輸送の実績を鑑みた沿線市町村から、盛岡と宮古を直通する急行バス路線の運行に対する要望が高くなった。県北バスでは、1954年(昭和29年)に区界峠の悪路が改修されたことを契機としてこの区間に対する路線の免許を申請、1955年(昭和30年)6月に宮古と盛岡を結ぶ急行バスの路線が免許された。この時の所要時間は5時間程度で、宮古を午前4時に発車し、盛岡駅を9時に発車する東北本線の列車に接続させるなど、東北本線との接続を重視していた。その後、モーターリゼーションの進展に伴い、地方の道路整備は急ピッチで行われることになった。本路線が運行されていた国道106号も例外ではなく、1970年代後半には全面的に完全舗装の2車線道路に改修され、カーブの改良やトンネルの新設などにより、走行条件は大幅に改善された。一方の山田線は、線形の悪さから大幅なスピードアップは難しい状況であった上に、国鉄のローカル線合理化の波を受けて運行本数が減少していた。県北バスでは、国道106号の全面改修を見据えて、この区間に「列車より速く、マイカーより快適」というコンセプトの急行バスを運行することを決定した。使用車両はリクライニングシート・冷暖房完備・車内テレビを設置した最新型の観光バス車両を使用することとし、運賃は鉄道の普通運賃と同程度の1600円に設定された。これは、当時地方のローカル線やバス事業者で冷房車は少なかったこと、都市部でさえようやく通常のバスに冷房の搭載が始まった時期であることを考えれば、破格のサービスレベルであり、少なくとも山田線の列車に対しては、スピード・値段・居住性のすべてを凌駕していた。また、当時のマイカーと比べても遜色のない快適性を確保するものでもあった。また、盛岡に到着した夜行列車に接続して盛岡駅を6時に発車するなどダイヤ設定にも工夫を凝らし、乗客が多い際には直ちに無線で続行便の手配を行い、着席も保証する方策を採った。こうして、1978年(昭和53年)11月1日より、106急行の運行が開始された。運行開始当初のダイヤは1日6往復であったが、利用者増に伴いわずか半年後の1979年(昭和54年)4月には2往復増便され、同年夏には季節運行便2往復も運行された。1980年(昭和55年)にはさらに4往復増便され、東北新幹線開業の直前の1982年(昭和57年)4月には14往復にまで増便された。106急行の成功は、たとえ一般道路経由のバス路線であっても、道路条件と設定次第では鉄道のローカル線に対して十分な競争力を有することを立証した。東北新幹線開業とともに、新幹線連絡を使命とした特急バスや高速バスの路線が多数設定されたが、複数事業者による共同運行という相違点はあるものの、概ね106急行の運行体制やサービスを範としているという。それらの路線には、県北バスも積極的に参入している。また、本路線の成功により、運行事業者である県北バスの収益も大幅に増加した。106急行の収益により、過疎路線の赤字を埋め合わせるという、いわゆる内部補填が可能になったことから、県北バスは1979年度から過疎路線バス維持の補助金を返上、以後東北地方ではトップクラスの優良バス事業者となった。また、この後県北バスは少なくとも1993年(平成5年)までは消費税転嫁以外には運賃改定を行わなかった。その後も漸次増便され、現在では盛岡と宮古を結ぶ重要な公共交通としての役割を担っている。2016年6月18日現在2015年6月3日現在。基本的に55人乗りハイデッカー車両(UDトラックス(旧:日産ディーゼル)・スペースアロー、日野・セレガ、三菱ふそう・エアロバス、三菱ふそう・エアロエース)が使用されるが、一部便にはかつてスーパー特急便に運用されていたUDトラックス(旧:日産ディーゼル)・スペースウイング(トイレ付)が使用される(トイレ付き車両充当便は時刻表に明示されている)。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。