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2007年イギリス労働党党首選挙

2007年イギリス労働党党首選挙 (The 2007 Labour Party Leadership Election)は、イギリスの政党、労働党の党首を決定した選挙。前党首(=イギリスの首相)トニー・ブレアの退陣を受けて実施された。労働党は与党であったため、事実上の首相指名選挙でもあった。以前からブレアの盟友であり、後継者と目されていたゴードン・ブラウンが次期党首に選ばれたが、推薦人の関係で実際には無投票選出であった。1994年7月21日から党首の座についていたトニー・ブレアの退陣を受け、公式には2007年5月10日から開始された。なお、ブレアの退陣に伴い副党首のジョン・プレスコットも退陣を表明したため、副党首選挙も同時に行われている。非公式には、ブレアが「4度目の総選挙は次の党首のもとで行われるだろう」と発言した2004年から水面下で時期党首選は始まっていたといえる。彼はまた、2006年9月7日に「1年以内に退陣する」とも述べていたことから、以降、後継者レースは加速した。労働党の幹部機関(NEC)は2007年5月13日に会合を開き、党首選の日程を決めた。翌5月14日から推薦が受け付けられ、5月17日の12:30に締め切られた。ブレアは自身の政権で長年財務大臣を務めたブラウンの後継を望むことを表明し、また「ブラウンは素晴らしい首相になるだろう」とも公言していた。実際、党首選挙への推薦が始まるとブレアはブラウンの推薦人の一人として名を連ねた。党首選の開始以前から、ブラウンの圧倒的勝利が予測され、ブラウン後継のムードが支配的だった。唯一の対立候補、ジョン・マクドネルは立候補に必要な推薦人を確保するのも困難と見られていた。6月24日、ブラウンは臨時党大会で次期党首に選ばれた。なお、同日に並行して行われていた副党首選挙も決着がつき、ハリエット・ハーマンが副党首に選出されている。6月27日にはブレアが首相を辞任し、ブラウンは正式に首相の座についた。候補者の推薦が始まった段階で、出馬の可能性があったのは、ゴードン・ブラウンとジョン・マクドネルのみであった。立候補のためには候補者は5月17日までに少なくとも労働党の国会議員のうち12.5%(候補者自身も含め45人)の推薦人を確保することが必要であった。この推薦人取り付けに成功したのは唯一ゴードン・ブラウンのみであり、彼は6月24日、臨時党大会で党首に選出された。ブレアが辞任を表明してから、メディアは次期党首候補として様々な労働党の幹部達に注目したが、彼らの多くは公然と立候補を否定した。以下、肩書きは当時のもの。

出典:wikipedia

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