セイントバラード (") とはカナダ生産の競走馬、種牡馬である。競走馬としてアメリカで重賞競走を2勝。種牡馬として2005年度北米リーディングサイアーを獲得している。全姉に1980年度のカナダ年度代表馬およびエクリプス賞最優秀古牝馬のグローリアスソング (Glorious Song) 、全兄に1983年度エクリプス賞最優秀2歳牡馬のデヴィルズバッグ (Devil's Bag) がいる。競走馬時代はアメリカで過ごす。デビューから一般戦を4戦2勝・2着2回とした後に、ケンタッキーダービーへの前哨戦としてジムビームステークス・ブルーグラスステークスへと出走したが、共に5着と敗れたため三冠路線を進むことを諦めた。代わりに裏路線へと向かい、出走したG3・G2競走をそれぞれ好タイムで連勝している。その後ハスケル招待ハンデキャップでG1競走に初出走、1番人気に支持されたが4着に敗れ、これを最後に競走馬を引退した。良血馬とはいえ一流と呼ぶには足りない競走成績であったため、アメリカ最大の馬産地・ケンタッキー州ではなく東海岸のフロリダ州で種牡馬となる。以降、その初年度産駒からフロリダダービー優勝馬で1997年の三冠路線で活躍したキャプテンボジット (Captain Bodgit) を出すなど、中堅種牡馬として一定の成功を収める。これにより1998年にはケンタッキー州の名門・テイラーメイドファームへの移動を果たした。しかし2002年10月、脊髄の病に冒され安楽死となり、同地ではわずか3世代の産駒しか残せなかった。その死後、まず2004年にアシェイド (Ashade) がケンタッキーオークス、コーチングクラブアメリカンオークス、ブリーダーズカップ・ディスタフなどに優勝し、エクリプス賞最優秀3歳牝馬を受賞。翌2005年には牡駒のセイントリアム (St. Liam) が中距離路線で活躍し、この年の年度代表馬に、またアシェイドも再び年度表彰を受け、この2頭の活躍によりセイントバラードは北米リーディングサイアーとなった。しかしその後、後継種牡馬として期待されたセイントリアムは不慮の事故により、1世代の産駒を残しただけで死亡している。父ヘイローは日本で種牡馬として大活躍していたサンデーサイレンスと同じであり、甥のシングスピールがジャパンカップに優勝した翌年の1997年には、日本への導入が予定されていた。しかしアメリカで受けた予防接種のワクチン が日本の検疫条項に抵触したため、実現することはなかった。※G1競走優勝馬のみ。父は米でリーディングサイアー2回。詳しくは同馬の項を参照。母は1992年度のカナダ最優秀繁殖牝馬を受賞しており、1980年代から1990年代を代表する名繁殖牝馬の1頭である。ヘイローとの間に生んだ4頭の産駒はいずれも繁殖馬としても優秀で、特にグローリアスソングはシングスピール、ラーイ (Rahy) 、グランドオペラといった名競走馬・種牡馬の母となっている。ほか、全姉弟の中で唯一不出走であったエンジェリックソング (Angelic Song)は日本でG3競走を2勝したレディバラードを産んでいる。祖母ミススワプスコもアッシュランドステークスに優勝した活躍馬であった。
出典:wikipedia
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