アー・ユー・エクスペリエンスト?(Are You Experienced)は、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1967年に発表したデビュー・アルバム。『ローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌では、2003年の大規模なアンケート「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ15位(アフリカ系アメリカ人ミュージシャンのアルバムとしては、マーヴィン・ゲイ『ホワッツ・ゴーイン・オン』の6位、マイルス・デイヴィス『カインド・オブ・ブルー』の12位に次ぐ)と3位にランクイン。イギリスで発売されたオリジナル盤は、既発のシングル3曲(「ヘイ・ジョー」「パープル・ヘイズ(紫のけむり)」「ザ・ウィンド・クライズ・メアリー(風の中のメアリー)」は含まず、全て新曲で構成された。ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスはデビューシングル「ヘイ・ジョー」が全英4位のヒットとなり、本作発売日の5日前にロンドンでヘッドライナーとしての初公演を行うなど、イギリス(およびヨーロッパ圏)での人気を確立しつつあった。本作は、全英2位の大ヒットとなるが、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に阻まれ、1位獲得はならなかった。ギターのフィードバック奏法で始まる「フォクシー・レディ」、テープの逆回転を取り入れた「アー・ユー・エクスペリエンスト?」等、当時としては最先端の音作りを駆使しているが、その一方で、伝統的な12小節形式のブルース・ソング「レッド・ハウス」もある。オリジナル盤(アナログLP)はモノラル盤とステレオ盤が作られたが、CDではほとんどの楽曲がステレオで収録されている。1967年6月18日、モンタレー・ポップ・フェスティバルでの伝説的なパフォーマンスにより、ヘンドリックスは母国アメリカでも名声を高める。それを受けて、8月には本作がアメリカでも発売されるが、ジャケットや収録曲はオリジナル版と異なっていた(オリジナル盤から3曲を外し、シングルA面の3曲を追加した内容)。カナダ版もアメリカ版と同様の仕様だった。1993年に本作がCD用としてリマスターされた際、シングルA面・B面の6曲(後述)が、オリジナル盤11曲の前に位置する曲順で追加された。(この版の日本発売は無し)1997年にエクスペリエンス・ヘンドリックス(ヘンドリックスの遺族や関係者による財団)が監修したリマスターCD以降は、オリジナル版11曲の後にシングル曲6曲を収録するインターナショナル版と、北米発売向けにアメリカ版収録曲の後にシングル・カップリング曲とアメリカ版LP未収録曲が収録された2種類の形に統一されている。2010年のソニー/レガシー・リイシューではインターナショナル版収録の「Red House(モノ・ミックス)」が、ヴィニール盤起しからアルバム「Blues」収録のマスターテープ版に差し替えられた。オリジナル盤は全曲ジミ・ヘンドリックスが作詞と作曲を行った。シングルA面曲「ヘイ・ジョー」のみビリー・ロバーツ作。
出典:wikipedia
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